6月号画像
A5判・174頁・全頁2色刷
(表紙/牧進 画伯)
2009年6月号の主な内容 (No.127)

[今月号の特集]

責任役員が親族で独占されているのは問題か

寺院の責任役員の親族就任制限をしている宗派がある。また近く、法類・組寺などに親族制限を設ける宗派もある。昨今、宗教法人に公益性を求める声が高まっているが、それと親族構成はどう関わるのだろうか。宗派の取り組み、国税庁、文化庁の見解はどうなっているのかを取材した。


知らないと無償の伝道でも著作権侵害で訴えられる!?

google社は書籍デジタル化事業を出版社の許可を得ないでしようとしていた。これに出版社は「著作権侵害だ!」と反発。もちろん日本の仏教書出版界も当惑している。しかし著作権の問題は出版社の問題だけではない。お寺が小説や映画、音楽などを使って法話、伝道などをする際にも著作権に気をつけなければならないというのだから。何が問題なのかを知る50問のQ&A。


宗派に申告すべき寺有地売却で不正が指摘された当否と波紋

財産処分の際の申告と礼録は、宗派に所属している以上遵守するのは当然だ。これを破れば当然罰せられる。ところがことはそう単純ではない。これが原因で分裂してしまった教区もある。また事実無根の疑いをかけられる場合もある。二つの問題事例をリポートしよう。


本格的ヨガ教室を本堂で開いて大評判の住職自身が助けられたこと

今、またヨガが静かなブームだが、これを実感する住職がいる。というのもその住職はお寺の本堂でヨガ教室を開き、参加者が絶えないからだ。住職自身もヨガに救われ、また荒行にも鍛えられた。住職夫人もインド医術のアーユルヴェーダで共にお寺を盛り立てている。教室の様子、住職の情熱をお伝えする。


工費500億円以上という大伽藍建立の新寺資金力の秘密

全国紙に打たれた、ある寺院が55万坪の境内地に伽藍落慶をしたという大広告。仏教系の寺院のようだが伝統宗派ではないようだ。その実態はまったくの秘密主義に守られて不明。歴史・教義・信者・布施の実態はどのようなものか、という疑問に答えるべく取材した。


第4回「住職関心事アンケート」結果発表(パート1)

毎年恒例、住職のホンネを知る読者アンケートの結果を今号と次号で発表! 今号では「生まれ変わっても僧侶になりたいか」「生まれ変わってもまた今のお寺の住職になりたいか」「2008年最も印象に残ったいい言葉は」の3問に寄せられた回答を見よう。


北方領土問題解決のため日本人僧がロシア元首相に会った…池口惠觀(高野山真言宗住職)

プーチン首相と日本政府の会談を控えた3月18日、ロシア元首相と日本人僧侶が固く握手した――「炎の行者」池口惠觀住職だ。池口住職は要人と親交厚いだけに、そのロシア行きは各方面から注目されていた。しかも、池口住職は領土問題でロシアと対立する愛国団体と行動を共にしていたという。なぜか。その真意を住職自身に報告いただこう。


連載第2回 仏教の経済倫理「一生懸命働けば悟れるか」…芹川博通(比較思想学会会長)

今、金融破綻や経済不況が世界を襲っているが、この原因を仏教はどう説けるか。日本仏教独特の教え「職業に励むことが悟りへの道だ」という思想はなぜ形成されたか。


[徹底調査]

各宗賦課金は今どうなっているのか(9) 真言宗智山派と真言宗豊山派の場合・賦課基準となる所得申告の内実

宗費・賦課金調査第9回目は、真言宗智山派と真言宗豊山派を取り上げる。両宗とも末寺に詳細な所得申告をしてもらい、賦課金を決めているのが特徴だ。公平な方法となっているのだろうか。


事例比較 人とペットが共葬できるお墓の経営成功度

ペットを家族≠ニして暮らす人が急増している。当然、その死は人と同じように重い。だが一方で、ペットの供養、火葬に法規制はなく、問題が続出している。お寺に供養を、そして墓地への埋葬も依頼されたらどうするか。人もペットも共に埋葬できる墓地も登場している。その実情を取材した。


[寺院・住職に直言提言]

青木新門 (作家・詩人) … 「後の世を渡す橋となれ!」

瀬名秀明 (作家) … 「生命を創る、コミュニケーションを創る」


[ショートルポ]

宗派出版物の絶版回収処分の真相を公開せよ/苦難あったからこそ精神対話士となって…/捜査当局も困惑する盗難仏像の被害額算定/宗派の懲戒手続きには司法は何も言えない!?/管長が宗会議員だなんておかしいという訴え


 [好評連載]

 日本仏教実践思想論 「慈悲はいつ仏教の根本となったのか」
  島薗進
(東大教授・日本宗教学会会長)


 創価学会とは何か 「公明党は創価学会名誉会長の意向のままに動くのか?」
  島田裕巳
(宗教学者)


 仏心エコロジー説法 「経済効率最優先の恐怖」
  岡田真美子
(兵庫県立大学環境人間学部教授・日蓮宗寺院住職夫人)


 つっぱり和尚の骨山日記 「家族葬だと施主だけでなく住職までバカにするのか」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論 「座棺の納棺作法が廃れていった事情」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 中世寺院の実像 「僧侶が葬儀法事に携わった史実」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 ブッダのことばを説く講座(最終回) 「入滅直前に語られたことば」
  宮元啓一
(國學院大学教授・インド哲学)


 我他彼此二仏中間 「大学で授業回数至上主義のお達し!?」
  大村英昭
(関西学院大学教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 遺伝子組み換えの副作用 「色即是空の科学事始め」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 自然の説法お寺の庭づくり 「香りよき庭木を愛でる」
  高取忠彦
(日本造園組合連合会理事長)


 なんたって寺族の言い分 「お寺って遺骨の保管場所ならそれでいいの」
  鏡島眞理子
(曹洞宗寺院住職夫人)


 住職のための今月のことば 「他界欲」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 60億人の宗教トレンド 「シンハラ人とタミル人のスリランカ内戦終結は本当か」
  荒木重雄
(アジア社会研究者)


 法 律 相 談 …橋口玲 (弁護士) ・ 平松和也 (弁護士)

 税 金 相 談 …実藤秀志 (公認会計士・税理士)



[法話特集] 別冊付録

 お説教のタネ本 「幸福さがしの名人・田辺聖子さんのことばを楽しむ」


 在俗の説法者 第83回 「有り難う暴力先生!」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職)


 伝承説話の智慧 第87回 「理知のとりこ」
  亀井鑛
(真宗大谷派「同朋新聞」前編集委員・NHK「こころの時代」司会者)


 親と子の相談説法 第21回 「娘の反抗に父は家庭崩壊と緊張したが」
  富田富士也
(教育・心理カウンセラー)


 仏教儀礼入門 第86回 「儒教から仏教へ」
  多田孝正
(天台宗住職・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー 第74回 「ゾンビと化す死」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧 第127回
  田中治郎
(文筆家)


Copyright (C) 2006-2010 kohzansha. All Rights Reserved.