7月号画像
A5判・188頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2011年7月号の主な内容 (No.152)

[今月号の特集]

震災大特集(1) いつになったら寺院に帰れるのか全く分からない苦難――原発周辺の60カ寺はいま
震災百カ日が過ぎたのに、収束の気配すら見えない福島第一原発。実は、この放射能危険地域になんと60カ寺があることが分かった。なおも危険区域にとどまる住職、帰りたくても帰れない住職、再建を志す住職たちの奮闘……。


震災大特集(2) 根本問題を隠している場合ではない〜子どもに何を教えるべきか …山折哲雄(宗教学者)
大津波にさらわれ、放射能に曝されているこの現実を前にして、今もっとも危惧すべきは、子どもたちのことだと、宗教学の泰斗は、その想いと問題を提起する。



震災大特集(3) また来るはずの大震災に寺院として備えておくべきもの
東日本大震災でお寺に備えておいて役立ったものはなにか? 被災した寺院に聞いた。また、自家発電機や太陽光発電は災害時に本当に役に立つのか。



震災大特集(4) 「地震保険」や共済の商品はお寺の再建に本当に有用なのか
大切なお堂を守り伝えていくうえで、一つの備えとして損害保険がある。その中でも昨今頻繁に耳にする「地震保険」。それはお寺の伽藍復興に役立つのか。また、共済の地震補償制度はどうか。



震災大特集(5) 震災を乗り越える宗教の社会貢献 …稲場圭信(大阪大学大学院准教授)
被災地で、日本全国で「思いやり」が見える。宗教者災害救援ネットワークの稲場准教授は「震災で日本人の心に眠っていた無自覚の宗教性が掘り起こされた」と分析する。では、宗教者に求められるものは何か。



震災大特集(6) 大震災で自殺者は減ったのか、増えたのか?
今回の震災下、あらためて命の大切さに気づかされ、自殺は減ったのではないか。そんな思いから3月、4月、5月の自殺者数と昨年同月の自殺者数を比較したところが……。



寺領なのに共有名義にされた墓地をお寺が奪還する方法
塀で囲まれたお寺の土地なのに、明治時代に7人もの共有名義とされた墓地があった。それを奪還するために、神奈川県の日蓮宗寺院住職はついに裁判に立ち上がった。住職の懸命なる法廷戦術に学ぼう。



お寺の裁判 京都の名だたる尼門跡浄土宗三時知恩寺が美術業者から業務委託料請求訴訟を起こされた教訓
天皇家ゆかりの尼門跡寺院が美術業者から業務委託料を払えと訴えられた。仏像などの修復調査を契約したのが発端というが何があったのか。



住職ルポ 親から傷つけられた子供たちのための心理療育施設に心血を注ぐ僧侶の大奮闘
京都初の情緒障害児短期治療施設「るんびに学園」を作ったのは僧侶だった。大阪府の浄土真宗本願寺派西福寺前住職・藤大慶師の艱難辛苦の道のり。



保険を活かすお寺の檀信徒納骨生前契約
「死後の不安を抱える高齢化無縁社会をなんとかしたい」という東京都の日蓮宗善立寺住職の思いに応え、弁護士法人、保険会社、葬儀社が協力して納骨まで行う生前契約を始動させようとしている。どんな仕組みなのか。契約にあたっての協定書の初公開。



第6回本誌「住職関心事アンケート」結果(2)
住職が師匠(先輩)に言われたもっとも心に残る言葉は何か。また檀信徒から言われグサッときた言葉とは? 本誌恒例「住職関心事アンケート」結果の第2弾。



お寺の節電対策「緑のカーテン」…堀内正樹(環境文化研究家)
電力使用制限の今だからこそ、つる性植物を窓辺に植える「緑のカーテン」が注目されている。お寺にも「緑のカーテン」を取り入れよう!



檀家に教えてあげたいお墓掃除のテクニック
お墓に着いたサビや汚れを上手に落とす方法を専門家に取材した。



[寺院・住職に直言提言]
幸田弘子 (女優) … 「朗読と生きる」
大谷羊太郎 (小説家) … 「偉大なる慈悲の心」




[ショートルポ]
ネットに氾濫するお布施金額表に全日本仏教会が抗議の訳/本願寺維持財団と争う真宗大谷派がなぜ国を訴えたのか/子供も学生も大人も参加の「鎌倉てらこや」の注目度/本堂放火保険金詐欺を問われた埼玉県の曹洞宗聖岩寺住職に対する量刑と罪状認否

青年会よ! 何でもやろう! 何でも言おう!
第14回/金峯山青年僧の会「親子で三日ぼうず体験を」



 [好評連載]

 新連載 第2回
 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブディズム」

 「お布施の呪い」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論(4)
 「祈りという言葉と行為の本質をよく見きわめよう」
  奈良康明
(東方研究会常務理事・駒澤大学名誉教授)


 日本仏教実践思想論(38)
 「社会参加仏教は正法運動たり得るか」
  島薗進
(東京大学教授・日本宗教学会会長)


 最新版仏教文化基礎講座(4) はじめての人に仏教を説くために
 「城を出て沙門となったゴータマが求めたもの」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院 僧侶や在家その実像(83)
 「専修念仏を弾圧した人・弾圧された人」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 本当の創価学会問題(4)
 「熱烈な創価学会員が創価学会を訴えた訳」
  段勲
(ジャーナリスト)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論(31)
 「村人総出の念仏が廃れていく訳」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 仏教ことわざよもやま漫歩(7)
 「仏種は縁より起こる」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 住職・寺族のための医心仏心(36)
 「甘い物は本当に糖尿病や肥満の元凶なのか」
  高田明和
(浜松医科大学名誉教授)


 つっぱり和尚骨山日記(151)
 
 「衝撃の告白『明るいガンを目指します。オレの特技はこれしかない!』って?」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記(105)
 「中学生の体験学習を受け入れてガッカリしました」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 色即是空の科学事始め(62)
 「脳トレ流行…だが脳は何でも知っているのか」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「余りに誇大なサプリメント広告が妙に気になります」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「利他主義」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 68億人の宗教トレンド(15)
 「オサマ・ビンラディンはなぜにパキスタンで殺害されたのか!?」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 寺院にも個人にもかなりの義援金をいただいたが税務はどうなりますか
  質問2 住職の個人所有地に借金をして貸家を建てたら相続対策になりますか


 法律相談… 平松和也(弁護士)・ 長谷川正浩(弁護士)
  質問1 原発事故で参詣者がいなくなった寺の損害は誰が補償してくれるのですか
  質問2 住職の財産を勘当した息子に一切相続させず全てお寺に寄付できますか



[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「自然に学ぶ『食』で身も心も癒される」


 在俗の説法者 第108回 「ひとりぼっちだけど ──大震災で巡りあった人々(3)」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か 第12回 「親をそしる者をば…」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座 第23回 「悲しみと共に」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門 第111回 「中国乱世の価値観 ──中国人に仏教が受け入れられる時」
  多田孝正
(天台宗住職・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー 第99回 「平安貴族の死に方──『往生要集』に学んだ藤原道長」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧 第152回 「それでも人生にイエスと言う」
  田中治郎
(文筆家)



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