9月号画像
A5判・188頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2011年9月号の主な内容 (No.154)

[今月号の特集]

震災特集(1) 震災で潰された寺院や神社を行政は見殺しにする気なのか!?
東日本大震災で被災した寺院は原発被害を含め5000カ寺を上回る。檀信徒にして推定約300万人。墓地被害も甚大だ。では、国をはじめ岩手県、宮城県、福島県は、地域になくてはならない寺社の復興をどのように考えているのか。


震災特集(2) 伝統仏教各宗派や世間の義援金は被災地の人々に的確に渡されているのか
震災からはや5カ月。悲しみを乗り越えて復興に向かう上で、なにより不可欠なのが義援金である。これまで、各宗派や寺院が集めた義援金は総額64億円に上ることが分かった。それらの義援金を各宗派や国はどのように被災地の人々に届けているのかをリポートする。



注目の重大裁判 マンションの窓に宗派名を掲げた寺院(宗教法人)が管理組合に訴えられている!
分譲マンションの一室で都市開教に取り組む住職(77歳)が試練に直面している。寺院の窓に「真宗大谷派」と張り紙を掲げたところ管理組合が猛然と提訴。「宗派名は撤去せよ」「いや、有害な表示ではない」──。伝統大教団の名を外せとはなぜか。



浄土真宗本願寺派の宗法改正の重大義 なぜ議会制も三権分立も見直したか…野生司祐宏(浄土真宗本願寺派住職/元全日本仏教会総務部長)
わが国で国より早く議会制を導入したのは本願寺派だった。それから130年、同派はその制度自体に大変革を加えようとしている。一体何が変わったのか。宗会も宗会議員も無用になるのか。



仏教界の仕分け 公益法人制度改革で各宗派の財団法人・社団法人の行方
平成20年に移行期間5年の猶予を設けて施行された公益法人制度改革。期限リミットまで残り2年余りとなったが、各宗派の公益法人はどうなったのか。既に決断を下したところ、まだ検討中など、きびしい現状を総覧する。



ペット火葬炉設置をめぐりお寺同士が法廷で争ったわけ
近年、動物の火葬や埋葬にトラブルが続発している。法規制がないからだ。これに困惑しているのはきちんと動物供養を行っている寺院だろう。だが、三重県津市の真言宗御室派寺院が計画した火葬炉設置に対して隣接する真宗大谷派寺院と真宗高田派寺院、そして住民も猛反発した。なぜか。



新しい活動 寺族が輝くお寺カフェが大繁盛している理由
お寺の「カフェ」が大人気という。主催者はいずれも寺族で、開催場所は本堂や庫裡だが、カフェを始めてお寺がガラッと変わったという。いったいどのように運営しているのか。取材したお寺:富山県・高野山真言宗真興寺/富山県・浄土真宗本願寺派玉永寺/島根県・高野山真言宗清水大師寺



最新調査 葬儀や法事で重宝する使いやすい角香炉の選び方
檀信徒が焼香の時に回す角香炉。大事な仏具だが、住職自身は手にしないため、使いやすさに気づきにくいものだ。最近は使い勝手のいい新しい角香炉も増えている。



青年住職の実践 ウェブ寺院を開き「暗闇イベント」も大評判!
インターネット上のお寺「彼岸寺」を開き、目隠しをして食事をするイベントも好評を博している東京都台東区の浄土真宗東本願寺派緑泉寺・青江覚峰住職(34歳)。その活動からはお寺の未来を感じさせる



自宅で最期を〔2〕
臨死の母親をわが家に引き受けた家族に学ぶ……国も支援する在宅介護に住職も参加しよう!「末期ガンの親を家で看取りたい」と檀家から相談されたらどうするか。特集第2弾は、末期ガンの母親を自宅で看取った家族の1カ月に焦点を当てた「在宅死」の実態ルポ。



[寺院・住職に直言提言]
辰濃和男 (エッセイスト) … 「縄文の世に回帰する」
坪内稔典 (俳人) … 「ネンテン、ネンテン、チョウネンテン」




[ショートルポ]
住職が振り出した満期15年後の約束手形に翻弄された裁判/福井県浄土真宗寺院の納骨堂失敗も宗教法人格剥奪も住職のせいか/フランスに震災と日本の心とを伝える住職画筆あり/寺檀紛争は先代夫人がもとだったと名誉毀損訴訟が和解の実情


 [好評連載]

 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブディズム」〔4〕
 「ネット幻滅のススメ」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論〔6〕
 「仏道を歩むことが廻向という他者への祈りとなる」
  奈良康明
(東方研究会常務理事・駒澤大学名誉教授)


 日本仏教実践思想論〔40〕
 「宗派主義仏教から正法への道を求めて」
  島薗進
(東京大学教授・日本宗教学会会長)


 最新版仏教文化基礎講座〔6〕 はじめての人に仏教を説くために
 「沙門ゴータマはなぜ断食修行を宣言したのか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔85〕
 「親鸞にとって戒律とは何だったのか」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 秘められた祈りの形講座〔83〕
 「富士山に登ると功徳があると説き始めたのは誰か」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 本当の創価学会問題〔6〕
 「毎回1千億円超とされる会員財務の集め方と学会員にも使途非公開という問題」
  段勲
(ジャーナリスト)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論〔32〕
 「お通夜が告別の場になった理由」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔9〕
 「三界の火宅」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 つっぱり和尚骨山日記〔153〕
 
 「これぞまさしくプラチナカード。命には代えられぬカードなりとしばし見つめる」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔107〕
 「住職の母を送り葬儀こそ自分が試されるものと…」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 住職・寺族のための医心仏心〔37〕
 「甘い物は生活習慣病をもたらす悪者か」
  高田明和
(浜松医科大学名誉教授)


 色即是空の科学事始め〔64〕
 「当然と思うな光と空気と水」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「聖道の慈悲に生きて浄土の慈悲に生かされていく…」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「ウナギの卵」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 68億人の宗教トレンド〔17〕
 「高成長IT大国インドで過激なヒンドゥー至上主義台頭の理由」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 6月の税制改正成立で寺院や住職個人にどんなことが関係ありますか
  質問2 相続をちゃんと行うコツと税務署の調査方法や留意点を教えてください


 法律相談… 平松和也(弁護士)・ 長谷川正浩(弁護士)
  質問1 震災と原発に襲われた土地が未だ自由に使えないのはなぜでしょうか
  質問2 墓地工事で土器が発掘され使用不許可になったら補償してくれますか


 寺院諸施設建築施工ファイル〔34〕
  千葉県・日蓮宗行法寺の最新ファイル


[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「重い過去を背負う青年受刑者たちの心の声を」


 在俗の説法者〔110〕 「炎の中から声が…」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か〔14〕 「有量か無量か」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔25〕 「悲しみのたたずまい」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔113〕 「僧とは懺悔する者!?」
  多田孝正
(天台宗住職・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔101〕 「諡と戒名の関係」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔154〕 「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える」
  岩坪眞弘
(高野山真言宗住職)



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