12月号画像
A5判・190頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2011年12月号の主な内容 (No.157)

[今月号の特集]

前代未聞の訴訟 僧侶が妻帯とは仏教徒を欺いていると永平寺が訴えられた
曹洞宗僧侶を名乗る男性が大本山永平寺を相手取り、福井地方裁判所に僧侶の妻帯是非を問う裁判を起こした。仰天の訴えに、仏教各宗派および仏教者の見解は?


原発被災寺院にどのような賠償や支援がありうるのか
原発事故で被害を被った寺院への、東京電力の“補償”策がまったく実情に沿わないという声があがっている。寺院存続の危機に立ち上がった浄土宗など18カ寺の「有志の会」、真言宗豊山派など18カ寺の「東京電力原発事故被災寺院対策の会」、曹洞宗約40カ寺の「曹洞宗原発事故損害賠償会議」、それに東京電力に寺院への賠償について取材した。



現地ルポ 福島の幼稚園にのしかかる放射能問題
放射線量の高い福島県の幼稚園は子供を守るため、必死に除染対策をしている。だが、先の見えない状況や運営の危機など、様々な問題がのしかかる。福島市・曹洞宗宝勝寺と曹洞宗円通寺、二本松市・真宗大谷派真行寺の幼稚園ルポ。



事件の真相 首都圏の都市開教寺院が陥った霊園事業負債12億円超で不穏な団体の暗躍って本当か!?
お寺の周辺を街宣車が走るという驚愕の事態に陥っているお寺がある。霊園事業計画に開発業者はじめ石材店が30社以上群がった揚げ句、お寺には莫大な負債が残った。その筋に流れた資金もあると警察も動き出している。この恐ろしい事件から住職は何を学ぶべきか。



生徒はいま学校で仏教をどのように学んでいるのか…藤原聖子(東京大学大学院准教授)
諸外国の学校教科書に「宗教」はどう描かれ、国柄はどう反映されているか。タイやイギリスの教科書と比較しつつ、日本の子供たちが学ぶ仏教の内容や問題の所在を考察する。



災害時や一人暮らしの高齢者に寺院が取り組む「安否確認システム」
大震災でも親族の安否がつかめず気の休まらない日々を送った人は多い。また一人暮らしの高齢者の安否にも気がもめる。お寺ができることはあるか。日蓮宗が導入し効果を上げている災害安否確認システムと仏壇で安否確認が取れる商品を紹介。



仏教に欠かせないサンスクリット研究に身命を賭す住職あり
きわめて難解なサンスクリットの研究に半世紀以上、情熱を注いできた住職がいる。インド留学後、5カ寺を兼務しながら大学講師を務め、「真実を知りたい」と仏典を探る。群馬県邑楽郡千代田町・高野山真言宗光恩寺の長柄行光住職の日々。



在家出身住職の「現実」から見えること
お寺の生まれでない在家出身の僧侶が住職になるのに、どんな困難があるのか。日蓮宗の僧侶3人の道のりを追った。同宗の在家出身教師が運営する「ミトラサンガ」の活動もリポート。



原発を選ばない曹洞宗大本山永平寺シンポジウム
原発事故後の世の中に、仏教者はどんな道を説けるか。曹洞宗大本山永平寺のシンポジウム「原発を選ばないという生き方」で何が話されたか。



消費者問題としてのお布施(2)・・・宮下修一(静岡大学大学院法務研究科准教授)
檀信徒との葬儀打ち合わせの席でたいてい話題とされるお布施の額。そうして決められたお布施とは法律的にみると一体何なのか。この営みをあえて消費者問題として考える。



[寺院・住職に直言提言]
中野美代子 (中国文学者/作家) … 「キルヒャーの菩薩像」
中島丈博 (脚本家/小説家) … 「お大師さんと石鎚さん」




[ショートルポ]
● 町長選挙3期連続当選を果たした山形県・曹洞宗寺院の住職はなぜ逮捕されたのか
● 葬儀は政治家の売名行為の場ではない! 代議士も動かした八戸仏教会の提言とは
● 住職は宗教法人の解散さえ覚悟…愛知県蒲郡市に訴えられた真宗大谷派寺院の危機
● 京都市・浄土宗の尼門跡が東京の美術関係会社に訴えられた業務委託料裁判の勝敗

[青年会よ!何でもやろう!何でも言おう!]
第18回/浄土真宗本願寺派青年僧グループ・メリシャカ「X’mas法話LIVE」




 [好評連載]

 新連載! 古今東西名著万巻のススメ〔3〕
 「ヴォルテール『カンディード』を読む」
  芹川博通
(前比較思想学会会長・日本宗教学会評議員)


 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブディズム」〔7〕
 「性エネルギー消耗説」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論〔9〕
 「『個人苦』『社会苦』――救済の根底にあるものはなにか」
  奈良康明
(東方研究会常務理事・駒澤大学名誉教授)


 はじめての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔9〕
 「沙門ゴータマが説かれた諸行無常の真の教え」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔88〕
 「天台宗徒が達磨宗の停止を奏上した史実」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 秘められた祈りの形講座 〔85〕
 「わが国に初めて念仏の功徳を庶民に弘めた僧侶のご利益譚」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論〔35〕
 「葬儀祭壇の祖型ができるのはようやく大正期だった」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 本当の創価学会問題〔9〕
 「創価学会は税務調査に対して国税庁に裏工作をしたというのは本当か」
  段勲
(ジャーナリスト)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔12〕
 「衣の裏の玉」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 つっぱり和尚骨山日記〔156〕
 
 「エー、また信じられないことが起きました。今回は言い訳のしようがありません!?」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔110〕
 「永平寺の原発シンポを聞き自分の暮らしを考えた」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 住職・寺族のための医心仏心〔40〕
 「狭心症や心筋梗塞や失明にもなる高血糖」
  高田明和
(浜松医科大学名誉教授)


 色即是空の科学事始め〔67〕
 「宇宙天気予報に注目しよう」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「マスコミ知識人がにわかに宗教書を出版しています…」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「デフォルト」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 68億人の宗教トレンド〔20〕
 「エジプトの新国家建設の過程で注目されるコプト教とは何か」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 税理士のミスで収益事業の税金を過払いしたが損害金を請求できますか
  質問2 収益事業の役員給与や賞与は事前に税務署に届けないといけませんか


 法律相談… 橋口玲(弁護士)・ 平松和也(弁護士)
  質問1 ボケた母親が納めた戒名料は間違いなので返してほしいといわれたが
  質問2 女性55歳定年制の会社や寺務員50歳定年制は法的に問題がありますか


 寺院諸施設建築施工ファイル〔36〕
  愛知県・曹洞宗龍興寺が茶室に導入した最新地震対策技術


[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「パソコンの超カリスマ、スティーブ・ジョブズが遺した言葉」


 在俗の説法者〔113〕 「ジージの子守唄」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か〔17〕 「愛憎恩讐を超えて」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔28〕 「このようになるもの」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔116〕 「中国に観音が出現した訳」
  多田孝正
(天台宗住職・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔104〕 「あだし野と鳥辺野」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔157〕 「僕には過去も未来もない。あと一本やれるか。その今にしか価値はない」
  田中治郎
(文筆家)



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