1月号画像
A5判・202頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2012年1月号の主な内容 (No.158)

[今月号の特集]

第1回宗教文化士認定試験の全問題と解答
仏教・神道・キリスト教・イスラームなど伝統宗教から新宗教まで、宗教の基礎知識を問う新資格「宗教文化士」の第1回認定試験が先ごろ行われた。その全問題と解答を15頁にわたって一挙掲載。


放射能から子供を守るための寺院と行政の対応格差
首都圏でも空間放射線量の高いホットスポットが問題となっている。千葉県松戸市の浄土宗東漸寺の幼稚園では子供たちの父親が一丸となり除染を実施した。未来を担う子供を守るため、仏教界や行政の対応はどうなっているのか。



全寺院にかかわる訴訟 納めた納骨堂永代供養料を全額返せとお寺が訴えられた
お寺の納骨堂を利用する檀家が「途中解約したいから、9年前に納めた供養料を返してほしい」と菩提寺を相手取り、裁判を起こした。いったい何が争われているのか。



数百年来寺領なのに登記簿に記載がなかったために最高裁まで争った勝敗
誰もが認めるお寺の土地なのに不動産登記簿の所有欄は空白だった。これを是正すべく法務局に保存登記を申し出た。が、登記してくれない。やむなく住職は裁判に訴えた。結果はどうなったのか。



暴力団排除条例で全国の寺院神社にどんな波紋が及んでいるか
平成23年10月、暴力団排除条例は全都道府県で施行が開始された。以来、宗教界はさまざまな局面で同条例への対応を迫られている。全日本仏教会や神社本庁、暴力団に「参拝拒否」を通知した寺院などに取材。



住職不在の寺院に対して宗派は何をしているのか
お寺は地域のともしびだ。どこの町にも集落にも、寺院はある。だが住職の常駐しない無住職寺院は年々増えている。原因は後継者問題や過疎化だ。ではそれに各宗派はどう対処しているのか。その実情を追う。



身体障害に負けずスキーで寺院を紹隆する住職あり
出生時に右手が不自由になったが、それを乗り越え、スキーでパラリンピックに出場した住職がいる。長野県菅平高原にある浄土真宗本願寺派顕正寺の井上真司住職はスキーの活性化とともに、お寺の改革にも力を入れている。



生活に困窮する母子の命を救う住職三代の寺院活動ルポ
貧困や暴力に苦しむ母子のシェルター的存在の母子生活支援施設。需要は高まっているのに肝心の施設が運営難で減っている。厳しい環境にもめげず、住職三代にわたって母子生活支援施設を支える東京都葛飾区・真言宗豊山派金蓮院の活動に何が見えるか。



太陽光発電はお寺に本当によいのか…その必須情報と導入採算の実際
今、お寺に太陽光発電の設置を考えている住職は少なくないのでは? 自然環境に対する配慮や、節電に協力するためもある。さらに「売電」による経済効果も見逃せない。実際、導入に成功した寺院の現実を見よう。



山寺和尚の大発見! 天皇驚愕なれど忘れられた神童書家との稀有な邂逅…竹林史博(曹洞宗住職)
明治天皇の御前で王羲之流の書を揮毫したのは5歳の子だった。伊藤博文も仰天したその書家の名は伊藤明瑞。山口県曹洞宗龍昌寺の竹林史博住職は忘れられた明瑞の記念館を自坊に開いた。その奇縁を綴る。



正月になぜ鏡餅やお屠蘇やお雑煮を食べるのか…神崎宣武(民俗学者/岡山県宇佐八幡神社宮司)
四季あざやかな日本は季節折々の行事を発展させた。なかでももっとも重要であり、今日に伝わるのが正月行事である。檀信徒の素朴な疑問に答えるために、伝統行事の入門講座。



住職も知っておきたいお金や贈り物を包む折形入門…山根一城(山根折形礼法教室主宰))
お金は熨斗袋に入れて渡すとか、進物は包んで贈るといった仕来りは武家礼法が始まりという。とくに和紙を使った伝統の折形礼法は目にも美しい。その心得を第一人者が伝授。



[寺院・住職に直言提言]
むのたけじ (ジャーナリスト) … 「人類の余命は40億年か40年か」
金美齢 (評論家) … 「聖職者の覚悟やいかに…」




[ショートルポ]
●台風で兵庫県の国有林が崩落し浄土宗西山禅林寺派長楽寺が壊滅。なのに行政は補償してくれない!?
●真言宗智山派成田山新勝寺東京別院で評判の新本堂。9700のクリスタル五輪塔の最新胎内巡り
●奈良県真言律宗大本山宝山寺で障害者の役僧がいじめにあってついに告訴へ





 [好評連載]

 新連載 いまさら師匠に聞けないこと〔1〕
 「行年をごまかしていませんか」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブディズム」〔8〕
 「『この苦』から、『すべての苦』へ。」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論〔10〕
 「苦をのりこえるために無常をどう説けばいいのか」
  奈良康明
(東方研究会常務理事・駒澤大学名誉教授)


 はじめての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔10〕
 「覚った後で釈尊はなぜ説法せず沈黙を続けたか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔89〕
 「道元が朝廷に弾圧された史実を読み解く」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 秘められた祈りの形講座 〔86〕
 「小正月にトンド焼きを行うのは仏説によるって本当か」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論〔36〕
 「仏式葬儀祭壇が規格商品化されたわけ」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 本当の創価学会問題〔10〕
 「他教団のような世襲制は絶対しないと断言したのに学会も世襲制か」
  段勲
(ジャーナリスト)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔13〕
 「難行苦行」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 つっぱり和尚骨山日記〔157〕
 
 「314万円の放医研の治療は成功したのかと問えば、人事を尽くし待つのみって?」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔111〕
 「初めて檀信徒を連れて大本山参拝旅行をしました」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 古今東西名著万巻のススメ〔4〕
 「鈴木正三『万民徳用』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 住職・寺族のための医心仏心〔41〕
 「糖尿病を発見するには尿をよく調べよう」
  高田明和
(浜松医科大学名誉教授)


 色即是空の科学事始め〔68〕
 「原発10年に1度の大事故率」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「現代にあって問題なのは女性弱者論より男性弱者論なり」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「TPPと交換」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 68億人の宗教トレンド〔21〕
 「苦行と厳格な禁欲を説くジャイナ教の現代インドにおける憂慮」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 宗門大学に通う息子のアルバイトは年いくらまでなら節税になりますか
  質問2 細々と収益事業を行い寺を維持していますが損益計算書は必要ですか


 法律相談… 長谷川正浩(弁護士)・ 平松和也(弁護士)
  質問1 行政区合併や震災で寺院の住居表示が変わったら登記変更は必要ですか
  質問2 判決の損害賠償金を払ってくれない人に対して強制執行してもらえますか





[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「いざという時のために知っておこう防災格言」


 在俗の説法者〔114〕 「はよう上がって来い」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か〔18〕 「ほめ言葉の下心」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔29〕 「懺悔と回向と随喜」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔117〕 「懺悔法となった仏教」
  多田孝正
(天台宗住職・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔105〕 「平清盛の死と葬儀」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔158〕 「共に生きようマエナスをプラスにするために」
  峯岸正典
(曹洞宗住職)



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