4月号画像
A5判・188頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2012年4月号の主な内容 (No.161)

[今月号の特集]

お寺で寺族はどう生きるべきか? 曹洞宗寺族規程が変わった訳
曹洞宗の寺族規程が変わる。これまで寺族は「住職を補佐」とあったが、変更後は「住職に協力し、ともに」教化につとめなければならないとされた。背景に何があったか。当の住職夫人たちはどう受け止めているか。


木材の代金をめぐり寺院と業者が法廷で争う残念な真相
檀信徒の浄財を仰ぐ寺院建築に失敗は許されない。だが岡山県の天台宗寺院は建築業者との信頼関係が壊れ、ついには訴訟に。業者は代金の返還を約束したが滞り、再び訴訟になった。なぜ争いは起きたのか。現地に取材した。



交通事故裁判事例に学ぶお寺のリスク回避の教訓
お寺が自動車事故の賠償で争う裁判が増えている。住職や副住職の多くが車を運転するのだから当然かもしれない。しかし裁判にまでなるのはなぜか。都内2カ寺の裁判事例をつぶさに検証し、お寺にとってリスクをいかに回避すべきかの教訓を探った。



災害を忘れるな! 被災地に建つ22の天災記念碑に学ぶ
〈此処より下に家を建てるな〉―先人の建てたその石碑の教えを守った集落は大津波の被害を免れた。東日本大震災後、各地に残る災害記念碑の教えが注目されている。全国の被災地に建つ22の記念碑を紹介する。



東日本大震災で両親を失った子供たちに住職は何ができるか
東日本大震災で被災した子供のケアは今、どうなっているのだろう。あしなが育英会が2月末に集計したデータによると、両親ともに亡くした児童は281人に上る。こうした震災遺児に国はどういう支援を行っているのか。また、その子らの行く末に思いをかける住職にできることは何か。



放射能の汚染土を受け入れ生涯福島を守ると立ち上がった住職がいる
福島では懸命の除染活動が続く。だが、汚染土の置き場がなく、庭に放射性物質を抱えた市民、特に子を持つ親は不安の中にいる。この悩みに福島市の曹洞宗常圓寺の阿部光裕住職は裏山を仮置き場として提供すると決めた。「ふるさとを生涯かけて守る」と奮闘する。



第7回本誌「住職関心事アンケート」結果(1)
毎年恒例、本誌「住職アンケート」を今号から結果発表 …東日本大震災で何をされたか、寺院や僧侶は何のために存在するのか、日常や外出時も僧衣で通しておられるか。寄せられたお声はいずれも傾聴に値するものばかり!



本堂を荘厳する天蓋の選び方
荘厳の中でも存在感の大きい天蓋。檀信徒に仏の世界を知ってもらうために、いいものを選びたい。天蓋をあつらえた寺院を訪ねた。また、天蓋の現状や選び方、メンテナンスをそれぞれの専門家に取材した。



今さかんに喧伝されている「手元供養」って何か
「手元供養」という言葉をご存じだろうか。新造語だが最近「新しい供養のかたち」などと喧伝されている。いったいどんな供養か。実態を取材した。



[寺院・住職に直言提言]
西尾幹二 (評論家) … 「宗教とは何か」
勝間和代 (経済評論家) … 「経済人と宗教倫理」




[ショートルポ]
● 京都の単立寺院が“貧困ビジネス”を行い生活保護受給者が被害に遭ったという真偽
● 愛媛県伊予市の真言宗智山派寺院が始めた「送骨パック」市が許可せず裁判に
● C型肝炎を患い完治した福岡県の曹洞宗寺院住職が取り組む注目すべき活動






 [好評連載]

 新連載 今なお寺院をとりまく法律的暗雲〔2〕
 「明治維新政府はどのように仏教を弾圧したのか」…池谷四郎



 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブッディズム」〔11〕
 「僧侶に起こりやすい自己暗示の罠」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論〔13〕
 「なぜ仏教は霊魂を教理化しようとするのか」
  奈良康明
(東方研究会常務理事・駒澤大学名誉教授)


 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔13〕
 「説法を決意した釈尊はまず誰に説こうとしたのか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔92〕
 「中世の人々を襲った天災そして人災の史実」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 本当の創価学会問題〔13〕
 
 「公明党元委員長と創価学会の熾烈な争訟が突然に和解となった真相」
  段勲
(ジャーナリスト)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論〔38〕
 「彫刻祭壇から『棺かくし』が登場した訳」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 秘められた祈りの形講座〔88〕
 「あなどるなかれ、仏典にも説かれた夢のお告げあり」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔16〕
 「渡りに船」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 つっぱり和尚骨山日記〔160〕
 
 「『それでなくても檀家が少ないのに抜けられたらどうすんのよ』と総代に言われた和尚は…」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔114〕
 「『料金が決まってないなんて怖いです』と言われた!」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 いまさら師匠に聞けないこと〔4〕
 「墓誌とは何か? 墓碑とは何か?」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔7〕
 「福沢諭吉著『学問のすゝめ』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 住職・寺族のための医心仏心〔44〕
 「ストレスやメタボも糖尿病の原因に」
  高田明和
(浜松医科大学名誉教授)


 色即是空の科学事始め〔71〕
 「緊急時なぜ人は集団に従うか」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「坊主衆よ! 本当のことを言えば耳に痛いか快いか」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「餓死者」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 70億人の宗教トレンド〔24〕
 「アサド大統領の激しい反体制派弾圧の真相を読み解く宗教対立」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 法律相談… 平松和也(弁護士)・ 橋口玲(弁護士)
  質問1 墓地の隣地所有者から古い竹垣を高さ4mのブロック塀にと要求された
  質問2 廃仏毀釈が済んだら尊像は寺に返す約束だったのに未だに神社が返さない


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 住職が生前に寺族へ名義変更した預金や土地は贈与か相続か
  質問2 なぜ税制が毎年変わるのですか? 寺院や住職、寺務員等への影響は?





[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「心のポケットに入れておきたい『名言手帳』」


 在俗の説法者〔117〕 「父との再会」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か〔21〕 「待ちかねた一瞬」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔32〕 「あれから一年たって」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔120〕 「仏道修行の始まり―天台大師『摩訶止観』の誕生―」
  多田孝正
(天台学会会長・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔108〕 「葬儀化された宗旨」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔161〕
 
「さかりをば見る人おおし散る花の あとをとうこそなさけなりけれ(夢窓疎石)」
  峯岸正典
(曹洞宗住職)



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