5月号画像
A5判・188頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2012年5月号の主な内容 (No.162)

[今月号の特集]

特報 原子力発電所のある全地域「仏教会」(56団体)アンケート
福島第1原発事故後、国内に50基ある原発の地元仏教会はいま原発をどう見ているか。本誌による調査は「原発建設当時、どんな対応をしたか」「寺院にとって原発ができて良かったこと、悪かったことは何か」「福島原発事故後、原発へどんな対応をしているか」「政府や仏教会などへ最も提言したいことは?」の4項目。注目の回答結果をお伝えする。


市から墓地所有権を奪還すべく訴えた寺院の主張と判決と寺檀紛争
茨城県稲敷市にある曹洞宗寺院は、墓地所有権を同市と争わなくてはならなくなった。もう100年も寺院墓地だと思い込んでいたのに、不動産登記簿では市有地となっていることが分かったからだ。しかもその指摘は同寺を離れた者からというからきな臭い。裁判はいかに。



檀家7割超に永代院号を授けて困窮した寺院の危機
本稿に紹介する一寺院の実情は対岸の火事ではないだろう。愛媛県の臨済宗東福寺派寺院では、先代が檀家の大半に永代院号を与えてしまったという、前代未聞の窮地に陥っているのだ。あえて語ってくれた住職の思いを察していただきたい。



お寺で寺族はどう生きるべきか(2) 寺族も教師資格をとらねばならぬ時代になるか?
お寺の奥さんにも教師資格をとってほしいと今春、高野山真言宗は尼僧の修業期間を1年から半年に短縮した。寺族にも教師資格を勧める動きは全宗的なのか。



福井県が幸福度No1とされたのはお寺や仏心の賜物!?
昨年、全国47都道府県の幸福度調査で、見事1位に輝いたのは福井県だった。やはりお寺や本山が多いことによる信心のご利益なのか? 福井県下のお寺や住職を訪ねたところ、ある姿が見えてきた。



音楽でお寺を楽しくしよう! 成功している8カ寺の実践ルポ
ギター和尚、シャンソン和尚、節語り和尚など、ギターや歌を生かした布教や、音楽会を成功させている住職に学ぼう。臨済宗妙心寺派聖福寺(和歌山県)、曹洞宗向陽寺(熊本県)、真言宗智山派善福寺(長崎県)、真宗大谷派法信寺(愛知県)、浄土宗観音寺(愛知県)、臨済宗妙心寺派地福寺(宮城県)、臨済宗妙心寺派蔭凉寺(岡山県)、日蓮宗雲雷寺(大阪府)の8カ寺の実践。



第7回本誌「住職関心事アンケート」結果(2)
前号に引き続き、本誌恒例の第7回「住職関心事アンケート」の結果をご報告しよう。今回は「法事をしない檀信徒にどう対応するか」「死んで行けるあの世はあるかと聞かれたら」の2問。寄せられたご回答はいずれも傾聴に値する。



兼職しつつも「花の寺」を育て檀家を10倍に増やした住職の丹誠無二
小学校で教師をしつつ何もなかった境内に本堂、客殿、鐘楼堂、山門、それに四季折々の花を咲かせる4000坪の庭園まで作り上げた住職がいる。群馬県太田市上田島町、真言宗豊山派常楽寺の本城亮俊住職だ。住職の実践をルポルタージュした。



チベット本土でなぜ焼身が絶えないのか…小林秀英(チベット問題を考える会代表、真言宗智山派住職)
自らに火を放ち“捨身”した僧侶や市民はすでに38人にのぼる。チベット本土で、いま実際に起こっていることだ。いったいなぜか。この現実を同じ仏教を奉ずる日本の仏教徒も知らねばなるまい。



裁判員制度を問う 僧侶は刑罰を評決する者になってよいのか!?…藤丸智雄(浄土真宗教学伝道研究センター研究員)
裁判員制度が始まって3年が経つ。すでに裁判員となった住職や僧侶もおられるかもしれない。しかし、刑罰の審判に仏教者はどうかかわるべきか、あらためて問いたい。



[寺院・住職に直言提言]
篠原勝之 (芸術家/作家) … 「ダッタン」
手嶋龍一 (外交ジャーナリスト/作家) … 「ある宗教者との対話」




[ショートルポ]
● 滋賀県大津市の東寺真言宗石山寺の「夢の桜」520本が満開になるまでの数奇 ● 宗教法人売買問題にかかわる!? 東京都と日蓮系寺院の規則変更認証訴訟に判決 ● 元病院の資産価額で対立し、地主の都内真言宗寺院が借地人から訴えられた事情





 [好評連載]

 連載 今なお寺院をとりまく法律的暗雲〔3〕
 「明治維新政府の官吏が惨死! 廃仏抵抗の乱はなぜ起きたか」…池谷四郎



 今、超人気の小池龍之介の「現代寺院のためのパーソナルブッディズム」〔12〕
 「善友って難しい。」



 今に生きる人々に伝えたい仏教の実践的解釈論〔14〕
 「生天という民俗がなぜ仏教の本義へと関係付けられたか」
  奈良康明
(仏教学術振興会理事長・駒澤大学名誉教授)


 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔14〕
 「釈尊は最初の5人の弟子にまず何を説いたのか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔93〕
 「餓死多数の飢饉の中で僧侶は何をしたか」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 本当の創価学会問題〔14〕
 
 「機関紙『聖教新聞』第一面定番の名誉会長称揚記事に“詐術”ありや!?」
  段勲
(ジャーナリスト)


 今こそすべき現代葬儀詳細分析論〔39〕
 「祭壇上段の置きものが位牌から遺影へ移った訳」
  山田慎也
(国立歴史民俗博物館准教授)


 秘められた祈りの形講座〔89〕
 「釈尊出生伝説も高僧伝も仏道修行にも夢告あり」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔17〕
 「念彼観音力」
  勝崎裕彦
(大正大学仏教学部長・浄土宗住職)


 つっぱり和尚骨山日記〔161〕
 
 「檀家を卑しくしてしまったのは住職の責任と己を責めるしか自分を慰める術なし」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔115〕
 「お寺に不動明王の滝行場を作る夢のような出来事」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 いまさら師匠に聞けないこと〔5〕
 「法要の席で男は右・左どっちに坐るのが正しい?」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔8〕
 「セネカ『生の短さについて』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 色即是空の科学事始め〔72〕
 「なぜ安全神話に乗せられたか」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 我他彼此二仏中間
 「自殺の減少を喜べないマスメディアの分析力と事情」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「核と原子力」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 70億人の宗教トレンド〔25〕
 「熾烈に指名を争った米国共和党大統領三候補はなぜか宗教的少数派」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 法律相談… 長谷川正浩(弁護士)・ 平松和也(弁護士)
  質問1 檀家に組の幹部がいるが墓地や会館の使用をいかにするべきか
  質問2 急逝した住職のネット取引の内容が全く分からないとどうなるか


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 大学院生の息子に住職が生活費や学費をあげたら税金は?
  質問2 駐車場を売り隣接地を買って新たに駐車場としたいが税金は?


 寺院諸施設建築施工ファイル〔38〕
  福島県・真言宗智山派修徳院の檀家115人への鎮魂の思い込めた本堂・客殿再建


[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「戦後日本経済を支えた仏教徒・土光敏夫さんの箴言」


 在俗の説法者〔118〕 「必ず再建できます」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク風代表)


 生きるとは何か〔22〕 「バラバラいっしょ」
  亀井鑛
(NHK「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔33〕 「忘れないこと」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔121〕 「初めての仏教行事―中国の盂蘭盆と施餓鬼」
  多田孝正
(天台学会会長・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔109〕 「源頼朝の葬儀!?」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔162〕
 
「煩悩を断ち切ろうとするのも煩悩(千葉県妙泉寺・武長英俊住職)」
  峯岸正典
(曹洞宗住職)



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