9月号画像
A5判・202頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2013年9月号の主な内容 (No.178)

[今月号の特集]

前総代が宗門に住職罷免を直訴し帳簿閲覧請求訴訟まで起こしたのはなぜか
「住職を罷免してくれ」と福岡県の曹洞宗寺院の檀家が宗務庁に直訴した。宗務庁は宗派の審判機関である審事院を通じて住職に呼び出しをかけた。ところが住職は一向に応じなかった? 檀家はさらに帳簿の閲覧を求めお寺を提訴した。一体、何が起きたのか。


住職が檀家の親族から墓地改葬費1000万円を請求された恐怖
日蓮宗寺院の檀家の子供2人が先代住職時代に改葬を行った。ところが3年後、檀家の孫が「改葬は違法だ」と墓地の原状回復と金銭を要求してきた。跡を継いだ現在の住職は一度は支払いを認めたが、孫の要求は次第にエスカレートして1000万円を要求!? モンスタークレーマーか! 法廷で明らかになったことは?




高野山真言宗別格本山清浄心院が裁判所の強制執行を受け閉鎖された真相
高野山塔頭の中でも由緒や格式があり宿坊としても知られる清浄心院は住職亡き後、10年にわたって、徒弟と兼務住職が後継者を争ってきた。だがここにきてついに裁判所の執行官、警察、そして労働組合まで加わり、あげく境内封鎖という予想だにしない事態に陥っている。



仏教宗派や本山が始めたアプリ布教とは何か
いま急速に普及しているスマートフォンやタブレット型端末は新たな布教のツールとなるか? 真宗大谷派、曹洞宗、天台宗、東寺真言宗総本山教王護国寺、律宗総本山唐招提寺が始めたアプリ布教の実際と反響。



都心のRC造本堂の最新施工に学ぶ
都市部では建築基準法や都市計画法の制限により木造建築物が建てられないという。そこで選ばれるのがRC(鉄筋コンクリート)造本堂だ。施工に際してはどんな点に気を付けるべきか。今年5月に落慶した東京都港区の浄土宗道往寺の超モダン本堂と、世田谷区の浄土真宗本願寺派正法寺のインド様式本堂に学ぶ。



在家から65歳で無収入の荒れ寺に晋山した住職の復興奮闘記
檀家ゼロ、収入もゼロの荒れ寺に飛び込んだ還暦すぎの住職。愛知県一宮市、浄土宗栖了寺の矢野隆雲住職だ。それから10年足らずで多くの人々が集い、法務で自立できるお寺にもなっているその創意工夫とは。



認知症を防ぐ回想法で注目されている僧侶をたずねて
いま認知症やうつ病防止に効果があると介護や福祉の現場で活用され始めた療法がある。「回想法」だ。心療回想士という資格もできた。その資格を取得して活動しているのが大阪市の真宗大谷派瑞興寺僧侶のルポルタージュ。



社寺領と国有林めぐる今日に至る歴史と新たなる連携・・・福田淳(林政学研究者)
明治政府の社寺上知令といえば宗教界では社寺領を奪った悪名高い政策とされる。寺院山林もこれで国有林となった例は多い。では現状、その山林運営はどうなったか。寺院と当局の知られざる営みが明らかになる12頁リポート。



連載第5回 宗派そして宗派の最高議決機関で論議されていることは寺院や住職のためなのかチェックしよう
【曹洞宗】僧堂の僧侶2人が傷害で逮捕されたのは修行の危機か
【臨済宗建長寺派】住職資格に学歴格差を廃して僧堂歴原則3年とした意味
【真言宗豊山派】公益法人改革から宗門の教育財団の原資を守り得た訳



[寺院・住職に直言提言]
東陽一 (映画監督/脚本家) … 「『非僧非俗』の親鸞と『非聖非俗』のバッハ」
中島京子 (作家) … 「木とか水とか」




[ショートルポ]
●世界遺産「日光社寺」共通拝観券“廃止”に至る真相とは●東京・三田の高野山真言宗寺院が計画する巨大納骨堂に地域住民が大反対●真宗大谷派と大谷家が争う維持財団訴訟の第二審判決とは●お寺の安全確保義務違反が問われた総本山醍醐寺階段訴訟はどうなったか


寺院諸施設建築最新ファイル〔41〕
山口県山陽小野田市・日蓮宗妙徳寺 戦争で供出した梵鐘とその鐘楼をようやく再建できた喜び





 [好評連載]

 新連載 激変する葬送にいかに対処すればよいか!? 〔2〕
 「僧侶や葬式仏教を若者らはどう見ているのか」
  内藤理恵子
(宗教学者)


 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔29〕
 「羅候羅の出家と須達の祗園精舎の寄進で分かること」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔109〕
 「堂塔法会から分かる公家と武家の勢力図とは」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 本当の創価学会問題〔29〕
 「婦人部元幹部たちの創価学会内部や名誉会長に関する証言は事実か」

  段勲
(ジャーナリスト)


 秘められた祈りの形講座〔100〕
 「蔵王権現の変化身とされる脳天大神をご存じですか」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔12〕
 「就活生や若者を狙う自己分析塾や自己啓発セミナーの手口」
  櫻井義秀
(北海道大学教授/宗教社会学者)


 今こそ宗教と法律の問題新講座〔6〕
 「寺院にとって個人情報の保護とは何か」
  櫻井圀郎
(宗教法および宗教経営研究所所長教授)


 つっぱり和尚骨山日記〔177〕
 
 「『あと2年で満期。それまでは住職やるッ』と和尚の悲壮な覚悟が見えました」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔131〕
 「地蔵盆で本堂をうめた子供や親たちに思ったこと」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 いまさら師匠に聞けないこと〔21〕
 「奈良の大仏かグルスキーの作品か」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔23〕
 「福住正兄著『二宮翁夜話』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 色即是空の科学事始め〔88〕
 「DNA鑑定は万能ではない――人を識別できるDNAの正しい使い方」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔33〕
 「獅子吼する」
  勝崎裕彦
(大正大学学長・浄土宗住職)


 我他彼此二仏中間
 「学者論議あれども太子信仰の意味こそを」
  大村英昭
(大阪大学名誉教授・浄土真宗本願寺派僧侶)


 住職のための今月のことば
 「特別警報」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 70億人の宗教トレンド〔41〕
 「初めての民主的選挙で選ばれた大統領が軍に追われてよいのか」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 法律相談… 平松和也(弁護士)・ 秋山経生(弁護士)
  質問1 住職にすると言われたので住職の養子になったのに約束を破られた!
  質問2 お寺の従業員の定年も65歳にしなければならず解雇も難しいか


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 急逝した副住職の葬儀を寺院葬として寺の支出としたが問題ないです
  質問2 防犯や参詣者のために寺院で動物を飼いたいが経費は寺で出せますか





[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「大人になるとはどういうことかに答える名言」


 在俗の説法者〔134〕 「老母と息子の懺悔文」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)


 生きるとは何か〔38〕 「わが非を認める心」
  亀井鑛
(NHKEテレ「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔49〕 「出会いの意味」
  井上ウィマラ
(高野山大学准教授)


 仏教儀礼入門〔137〕 「なぜ錫杖を鳴らすか ―四箇法要の1つとして―」
  多田孝正
(天台学会会長・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔125〕 「戦国武将の戒名」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔177〕 「相手が1番、自分が2番」
  峯岸正典
(曹洞宗住職)


 いまどきマンガ説法〔14〕 「老の坂」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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