11月号画像
A5判・196頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之 画伯)
2013年11月号の主な内容 (No.180)

[今月号の特集]

名刹の労使紛争・・・寺の職員が公益通報したのは住職の名誉毀損か労働者の権利か
弘法大師も住持した京都市右京区の名刹、高野山真言宗神護寺が僧侶を含む寺の従業員4人から「住職の経理に不正あり」と当局に内部告発(公益通報)された。のみならず、2件の損害賠償請求訴訟まで起こされている。だが「公益通報に名をかりた住職への名誉毀損だ」の声もある。真相を追う。


NHKドラマよ! 「糞坊主」とはなにごとか!?
NHKの人気時代劇『あさきゆめみし〜八百屋お七異聞』で「糞坊主!」と僧侶を侮蔑、差別する台詞が連発された。「糞」も「坊主」もテレビ各局では差別用語として使わないルールなのになぜか。平気で放映したNHKに真意を問うと、その回答が……。




初の各宗門広報調査! 宗派が行う広報活動とその費用対効果とは
各宗派はいま誰に対して、どんな広報をどれくらいの予算をかけて行っているのか、効果はあるのか。新聞、テレビ、ラジオなどへのメディア戦略から宗派独自の広報活動まで仏教各派の発信力を総覧する。



全宗派調査C(14頁特集!) 感動葬儀のために不可欠な故人を讃える各宗「引導法語」の実例集
住職が葬儀で読む文言は宗派により、引導法語、表白、諷誦文、引導文、歎徳文などというが、心を込めて作れば「仏教のお葬式はいいものだ」と感じてもらえ、大きな意義を持つと分かる。だが、作るのはなかなか難しい。そこで各宗の先徳や名人の作から学ぼう。



開運商品の広告を掲載した雑誌を被害者が訴えたのはなぜか
「宝くじが必ず当たります」などと雑誌に“開運ブレスレット”の広告を載せ、無料サポートを名目に、除霊や祈?で高額を請求しては姿を消した詐欺まがいの集団がいる。被害者弁護団はその広告を掲載した出版者に責任を問うべく賠償を求めた。法廷で明かされたその商法の恐るべき手口とは。



行政が葬送習俗を変える!? 樹木葬や合葬など最近の公営墓地に問題はないか
公営墓地の応募倍率は相変わらず高い。近頃はその効率化のために墓地の形式を様々に工夫している。ところが住職にとっては「尊厳が感じられない」と驚かされる様式もなかにはある。従来の葬送習俗を軽視した公営墓地の最新リポート。



お寺の屋根の素材と施工法は何がよいのか? 全屋根材の最新比較
チタン、銅板、ステンレス、ガルバリウム鋼板などの金属屋根と本瓦、改良本瓦、桟瓦などの陶器瓦……。ひと口に屋根といっても寺院には多くの選択肢がある。葺き替えや新築の際にどれを選んだらよいのか。各素材の長短、施工費、重さや耐用年数、それに最新の施工法を徹底取材した。



放射能被害に立ち向かい子供たちの命を守る住職夫人の奮闘
原発事故から2年半、未だ続く放射能被害から子供をいかに守るか。福島県二本松市の真宗大谷派真行寺・佐々木道範住職の夫人、佐々木るりさんは震災後、住職と共にNPO法人を立ち上げ放射線測定や食品検査、市民放射能測定室の設置、県外保養活動に走り続けている。



全国でただ一人の老舗酒蔵で杜氏をする住職の二道一如の日々
江戸時代から続く老舗酒蔵の杜氏とお寺の住職。この両者を兼ねるのは全国でもただ一人だろう。新潟県長岡市、真宗高田派正福寺の浅野宏淳住職だ。「お寺と日本酒は通じる。良さを伝えたい」と両道に邁進する日々をルポ。



原発事故で故郷を離れた檀信徒にとって菩提寺とは何か・・・星野英紀(大正大学元学長・真言宗豊山派住職)
東日本大震災による原発事故でふるさとと引き裂かれた人々は、帰りたいと思っているのか。それとも汚染された地には帰らないと諦めているのか。菩提寺への思いはいかほどか。原発避難の檀信徒意識調査で分かった寺縁の大切さ。



寺院に埋もれている貴重な古文書を蘇らせるにはどうすればよいか
「寺の古文書は貴重だとは思うが、どうすればよいのかよく分からない」という住職は少なくない。そこで古文書調査を行う高知県の真言宗智山派竹林寺、静岡県の曹洞宗龍潭寺、それに東京文化財研究所など専門家に、住職が注意すべきポイントと保存方法などを取材した。



好評連載 宗派そして宗派の最高議決機関で論議されていることは寺院や住職のためなのかチェックしよう
【高野山真言宗】新内局が明かすマネーゲームもどきの実態と法的対処
【天台宗】住職任命式で座主から辞令を授かることを義務化したわけ
【浄土宗】浄土宗総合研究所が立ち上げた災害対応総合研究とは何か



[寺院・住職に直言提言]
露木茂 (キャスター) … 「3・11と3・10」
梯久美子 (ノンフィクション作家) … 「骨の上を歩いて」




[ショートルポ]
●福知山市の花火大会爆発事故で境内に露店が出るお寺も注意すべきこと●比叡山延暦寺大霊園への違法大量残土流入に延暦寺が住民と申し立てた公害調停●住職の麻薬取締法違反は誤認逮捕!?(山形県浄土宗阿弥陀寺の大問題)●岩手県・曹洞宗正法寺専門僧堂の修行僧暴行事件で被告僧侶2人に下った判決●親子間の摩擦で本堂に放火した住職の息子に判決





 [好評連載]

 新連載 今からの宗教酔眼千里眼〔1〕
 「日本人と現代仏教の位相(1)」
  島薗進
(上智大学教授・宗教学者)


 連載再開 パーソナルブッディズム〔13〕
 「自分の欠陥をさらけ出すとき……」
  小池龍之介
(正現寺住職)


 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔31〕
 「釈迦族の王様や在家の兄弟の出家から分かること」
  鈴木隆泰
(山口県立大学大学院教授・国際文化学研究科長)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔111〕
 「公家の日記から御願寺の仏事が消えたわけ」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授)


 本当の創価学会問題〔31〕
 「開発のたびに反対運動が起きる創価学会霊園造成の何が問題なのか」

  段勲
(ジャーナリスト)


 秘められた祈りの形講座〔102〕
 「螺旋階段に功徳があるとされる『さざえ堂』とは何か」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔14〕
 「これからの寺院はこれまで通り世襲でやっていけるのか―仏教僧の肉食妻帯と寺院の世襲を問う」
  櫻井義秀
(北海道大学教授/宗教社会学者)


 今こそ宗教と法律の問題新講座〔8〕
 「宗教者も知っておくべき著作権」
  櫻井圀郎
(宗教法および宗教経営研究所所長教授)


 つっぱり和尚骨山日記〔179〕
 
 「一方的に喋って聴く耳持たないのが住職の特権だから補聴器、要らなかった」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔133〕
 「鐘楼の思わぬおかげで幼稚園児と共に驚いた話」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 いまさら師匠に聞けないこと〔23〕
 「位牌についての檀家の素朴な疑問」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔25〕
 「シューマッハー著『仏教経済学』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 色即是空の科学事始め〔90〕
 「全ての原発が停止した今こそ――日本の未来を決する重要な半年になる……」
  池内了
(総合研究大学院大学教授・宇宙物理学者)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔35〕
 「独生独死独去独来」
  勝崎裕彦
(大正大学学長・浄土宗住職)


 住職のための今月のことば
 「ネット断食」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 70億人の宗教トレンド〔43〕
 「華人社会に息づいている神の言葉を語る『タンキ―信仰』とは何か」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 法律相談… 長谷川正浩(弁護士)・ 平松和也(弁護士)
  質問1 住職個人の実印と宗教法人の正式な印鑑を同じにしていると問題か
  質問2 境内で参詣者の写真を撮っている業者に中止通告をするには


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 話題のNISAは寺院運営に役立ちますか。リスクも併せてお教えください
  質問2 マイナンバー制度が2年後から始まりますが住職が知るべき必要性と危険性





[法話特集] ●毎号12ページの「法話特集」別冊が付きます。



 お説教のタネ本「おまじないのように唱えて良く効く名言あり」


 在俗の説法者〔136〕 「ベトナムのお母さん」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)


 生きるとは何か〔40〕 「風立ちぬいざ生きん」
  亀井鑛
(NHKEテレ「こころの時代」司会者)


 スピリチュアルケア講座〔51〕 「しなやかな復活力」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 仏教儀礼入門〔139〕 「中国に始まる懺法とは何か―四箇法要を理解するために―」
  多田孝正
(天台学会会長・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔127〕 「仏教にしかできない葬儀」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔179〕 「今が一番、今を喜び、今を楽しむ‐岡本肇」
  峯岸正典
(曹洞宗住職)


 いまどきマンガ説法〔16〕 「インドラネット」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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