1月号画像
A5判・210頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之画伯・文化功労者)
2015年1月号の主な内容 (Vol.486)

[今月号の特集]

なぜ住職の事件が続発するのか その1
庫裡改築の寄付金も檀家の財産も奪って失踪した住職の行方

知れば知るほど恐ろしくなる事件だ。60歳にもなる長野市の浄土真宗本願寺派浄圓寺住職が、お寺に妻を残したまま平成26年8月、行方不明になった。のみならず檀家から集めた庫裡改築寄付金7000万円、さらには90歳を超す檀家の財産1億円以上も奪って失踪している。何があったのか。現地に取材した。


なぜ住職の事件が続発するのか その2
住職逮捕で世間に知れ渡った寺檀紛争に和解の道はあるか

埼玉県久喜市・曹洞宗不動寺の住職が平成26年11月、放火の容疑で逮捕された。だが住職は無罪放免。現地に取材すると、住職と檀家が激しく紛争を繰り返していることが分かった。なぜ寺檀は対立するのか。和解の道はないのか。



これからの墓地行政を左右する寺院と行政の法廷
墓地の許認可権が県レベルから市町村に移譲されたことで、対応に明らかな変化が起きている。東京都渋谷区の法華宗本門流立正寺は平成25年、恣意的に墓地造成を阻止されたとして、墓地計画地だった東京都羽村市を相手取り、不許可処分取り消しを求めて東京地裁に提訴したのだ。今後の墓地行政を左右しかねない裁判の現況を取材した。



尊厳死の是非に住職はどう答えるか
米国でブリタニー・メイナードさんが29歳で“尊厳死”した。だが、そもそも尊厳ある死とはどんな死で安楽死とどう違うのか。檀信徒から尊厳死したいと問われたら住職はどう答えるべきなのか。研究者、臨床僧、尊厳死協会、国会議員などに聞いた。



お寺の将来を託す子供を仏の子にするにはどうしたらよいか
子供やその親世代にお寺に来てほしい。どの住職にとっても切なる願いだ。将来のお寺、ひいては日本の仏教界に直結することでもある。では、ゲームや習い事に多忙な現代っ子をどうやってお寺に来させるか。子供がまた来たくなる場を開いている和歌山県・浄土宗萬福寺、千葉県・真言宗豊山派円東寺、長野県・真言宗智山派照光寺、東京都・単立月窓寺の実践をルポ。



地域の人々が建てたお寺に入った若き住職の奮闘40年の誠心誠意
外から来た住職が地域となじめずトラブルになるケースは多い。岐阜市の臨済宗妙心寺派珠泉院の松久宗心住職は40年前に地域の人々が新興住宅地に建てたお寺に27歳で入った。その後どうなったのか。



お寺から出る不用物はいかに処分したらよいか。いや、捨てずに活かそう(2)
お寺から出るいらなくなった物をどう処分すればいいか。頭を悩ます住職は多いだろう。前号に続き、ロウソク、塔婆、お供物、古書・古本、座布団、眼鏡、パソコン、機密文書など、宗教活動で出る物から身の回りの物まで、様々な捨て方に学ぼう。



日蓮宗現代宗教研究所シンポジウム「50年後の心を考える」ルポ
日本の人口はジリジリ減り続け、同時に高齢化率は上昇の一途。当然、社会の姿は変わり様々な仕組みも変わらざるを得ないが、その変化に寺院や住職はどうしたらいいのか。平成26年11月、誰もが知りたいこの問題に答えようと開催されたシンポジウムがある。その内容を伝えよう。【野木裕子】



新連載 住職も知るべき認知症との向き合い方・・・杉山孝博(公益社団法人認知症の人と家族の会副代表理事/川崎幸クリニック院長)
檀家が認知症になったという話はもう珍しくない。お寺やお墓を徘徊するということもある。また認知症になる住職、寺族も少なくない。誰もがなり得る認知症とどう向き合えばよいのか。専門医の連続リポート。



新連載 無縁墳墓の歴史と今日的問題(2)
無縁墳墓の改葬を国はなぜ簡素化しなければならなかったのか…森謙二(茨城キリスト教大学教授)

わが国の墓地行政の重大な分岐点は、平成10年の無縁墳墓改葬手続きの簡素化だ。日刊新聞2種に3日間広告すべきだったのが、官報掲載と立札1年の公告で改葬できるようになった。背景に何があるのか。



好評連載 宗派そして宗派の最高議決機関で論議されていることは寺院や住職のためなのか、チェックしよう
【高野山真言宗】前内局時代の30億円の長期不良債券が円安で解消!?
【真言宗智山派】宗務総長を選ぶのは教区代表60人でいいか? 全住職にするか?
【真宗大谷派】前門首の4男はなぜ大谷祖廟のお参りを拒まれたのか、その裁判の結論



[寺院・住職に直言提言]
菅直人 (第94代内閣総理大臣) … 「歩きお遍路と福島原発事故」
田辺靖雄 (歌手/俳優/日本歌手協会会長) … 「歌のチカラ」




[ショートルポ]
●長野県神城断層地震・最大震度6でも死者が一人もなかった奇跡!?●年越し年明け行事特集!東京都・天台宗圓融寺の除夜の鐘プロジェクションマッピング、広島県・浄土真宗本願寺派信楽寺のカウントダウンコンサート、群馬県・浄土宗大蓮寺の福引大盛況●釈尊の舎利に見立てた涅槃団子を寺檀で作ろう(富山県・臨済宗國泰寺派江雲庵、真宗大谷派善徳寺、新潟県・曹洞宗長見寺、長野県・曹洞宗龍昌寺)





 [好評連載]

 激変する葬送にいかに対処すればよいか!? 〔16〕
 「パワースポットブームは信仰につながるものか」
  内藤理恵子
(宗教学者)


 寺院と僧侶と檀家の近世史実〔7〕
 「キリシタン摘発を親族縁者にまで広げた訳と寺院の役割」
  圭室文雄
(明治大学名誉教授)


 誌上講座・未来の住職塾から寺院僧侶活性化対論〔7〕
 「お寺を変革するチーム作り」
  松本紹圭
(『未来の住職塾』塾長)・ 井出悦郎 (『未来の住職塾』講師)


 今からの宗教酔眼千里眼〔15〕
 「日本人と現代仏教の位相(15)――臨床宗教師の広がり」
  島薗進
(上智大学教授・宗教学者)


 パーソナルブッディズム〔27〕
 「説法も執筆も無常に曝されていることよ」
  小池龍之介
(正現寺住職)


 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔45〕
 「釈尊は霊魂の有無を論じてはならないと説いたのか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学教授)


 本当の創価学会問題〔43〕
 「会則改正でこれまで教団を大発展させた本尊を否定したのはなぜか」

  段勲
(ジャーナリスト)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔27〕
 「人の繋がりが希薄化する地域を立て直すのは宗教者だ」
  櫻井義秀
(北海道大学教授/宗教社会学者)


 今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔125〕
 「僧侶と修験の問答で分かった意外なこと」
  井原今朝男
(国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授)


 秘められた祈りの形講座〔111〕
 「『万葉集』の中の出家や仏教徒の歌から分かること」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)


 つっぱり和尚骨山日記〔193〕
 
 「『住職の顔を立てられるようによろしくお願いします』と和尚が頼んだ結果は?」
  橋芳照
(高野山真言宗住職)


 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔147〕
 「教区護持会総会の会場となってテンテコ舞いの記」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 70億人の宗教トレンド〔56〕
 「バチカン・フランシスコ法王の現実路線から仏教界が学べるものはあるか」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 いまさら師匠に聞けないこと〔37〕
 「亡き人の遺骨をなぜお墓に入れるのか」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 色即是空の科学事始め〔104〕
 「安全基準という安心基準!?」
  池内了
(総合研究大学院大学名誉教授・宇宙物理学者)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔49〕
 「諸行無常」
  勝崎裕彦
(大正大学学長・浄土宗住職)


 住職のための今月のことば
 「火山と仏教」
  稲垣真澄
(ジャーナリスト)


 法律相談… 橋口玲(弁護士)・ 平松和也(弁護士)
  質問1 お寺の事務員や住職夫人に異宗教を信じる自由は保障されるのか
  質問2 檀家の子供が親からかわいそうでしょうがない扱いにある際の対処とは


 税金相談… 実藤秀志(公認会計士・税理士)
  質問1 寺院が行う団体参拝旅行を収益事業に該当させて赤字を損金にしたい
  質問2 遠方の寺院の住職をする父の看病の医療費や交通費は控除されますか





[別冊付録](12ページ) ●毎号「法話特集」の別冊が付きます。



 お説教のタネ本「トイレの1枚からも教化伝道できます」


 在俗の説法者〔150〕 「ホスピスのために」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)


 生きるとは何か〔54〕 「羊の年にちなんで」
  亀井鑛
(NHKEテレ「こころの時代」元司会者)


 スピリチュアルケア講座〔65〕 「医療者の苦しみ」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 仏教儀礼入門〔153〕 「入堂の所作を習う」
  多田孝正
(天台学会元会長・大正大学名誉教授)


 そもそもお葬式セミナー〔141〕 「各宗派の故人を送る文――臨済宗の引導香語」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)


 法語伝道聖句三昧〔193〕 「夢見が悪しいによって仏詣を致そうず」
  渡邉照敬
(真言宗智山派延命寺住職)


 いまどきマンガ説法〔30〕 「金剛力士」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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