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A5判・212頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之画伯・文化功労者)
2018年1月号の主な内容 (Vol.522)

[今月号の特集]

子や孫も法事をやりたくなる得策はあるか!?
子供や孫に迷惑をかけるからと、法事を控える高齢檀家がいる。血縁も地縁も薄れ、法事の世代交代が難しくなってきた。いまからの寺院の将来にかかわる布教のために、法事を増やす方法を実践寺院に取材した。


寺院墓地の将来を問う(1) マスコミが騒ぐ「墓じまい」だが寺院墓地に未来はないのか
「墓じまい」「墓離れ」とお墓に関するマスコミの報じ方は悲観的なものが目立つ。でも本当にそこまで多くの人が「お墓は不要」と思っているのか。そして一般の人々はお墓にどんなことを求めているのか。各種のアンケート結果とお寺への取材で寺院墓地の未来を探る。


全財産を寺院住職に遺贈するとした遺言を棄却した裁判の真相
「私が死んだら数億円の遺産を寺院住職に遺贈するので親族の祭祀を行いお墓も設けてください」と資産家が九州の浄土宗寺院住職に向けて遺言を残して亡くなられた。しかしこの遺言を知らない「相続財産の管理人」に就いた弁護士は新たな遺言によって遺産分割してしまった。寺院は裁判に訴えたがどうなったか。檀信徒が遺言でお寺に寄付する際の教訓。



住職が死去して子供が僧籍を持っていないために就任した代務住職の権限訴訟
鎌倉の真言宗大覚寺派寺院住職が急逝した。後継の息子はまだ住職になる資格を持たない。このような際には「息子が資格を取るまで」と法類寺院や教区長などが代務者に就くものだ。そして晴れて息子が本山から帰ればその任を返上することだろうが、同寺の代務住職はいっこうに身を退かずにとうとう裁判になってしまった。



ドローンをお寺で飛ばす利点と守るべき法的規制
話題の無人航空機「ドローン」だが、お寺でも使えないか? という声をよく聞く。では、どんな利用法があるのか。当然、その使用にはリスクもあるだろう。すでにドローンを活用している寺院をはじめ、飛行に関する規制などを取材した。お寺はドローンを何のために、いかに有効に使えるのか。



お寺だからこそできる地域の安全を守る「消防団」活動
火事や災害が起きれば即座に出動する消防団。身近で頼もしい存在だが昨今は団員不足が深刻だという。だったら地域の安全を守るためにお寺が手を挙げてはどうか。消防団員として奮闘する4カ寺に取材すると、お寺にとってもプラスになることが分かった。



「怪談和尚」という異名まで授かった住職の人を惹きつける説法による寺興し
「怪談和尚」の異名で注目されている京都市の日蓮宗住職がいる。テレビの怪談グランプリでも見事優勝したその巧みな話術は僧俗を魅了し、説法会は満員御礼だ。実はそこには檀家20数軒のお寺と共に歩む懸命な姿があったのだ。



新連載 健康寿命はどこまで伸びる? 最先端科学で分かる生死と寿命と細胞の神秘〔1〕…加治和彦(日本薬科大学客員教授)
不老長寿を祈る日本人は減ったのではないか。祈らなくても日本人の寿命は世界一になりつつあるからだ。けれども、なぜそれほど我々の寿命は伸びたのか。老化研究の第一人者が明らかにするそのメカニズムとは。



新連載 震災地で出会う幽霊が日本人の死生観を変える…金菱清(東北学院大学教授)
「幽霊にまた会いたい」「幽霊でもいいから帰ってきてほしい」という人がいる。東日本大震災の地の話だ。その声を聴き取り、リポートしたのは東北学院大学の学生たちだった。反響は大きく、新たな霊性の問いかけともいわれている。



新連載 霊験尊し尊像ミステリー〔1〕「全身で人に和合を説く大黒天の謎」…本田不二雄
寺院に祀られた本尊や尊像には必ず霊験と共に来歴がある。なかでも人を不思議な思いにさせる造形には篤い信仰があるものだ。異形の尊像をめぐって世に紹介している「神仏探偵」の巡礼記を始めよう。



連載 仏教教団の財政から判明する仏教界の重大事とは何か!?〔2〕…川又俊則(鈴鹿大学副学長/宗教社会学者)
歳入歳出額が増え続ける国家財政だが、仏教教団の財政はどうなのか。それなりに増額ばかりだと思ったら、意外にもそうではなかった。財政内容でとくに注目すべきはその支出内容ではないか。



今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔161〕
「鎌倉で京都の高僧らが地位を争った史実」…井原今朝男(国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授)

 新刊発売! 
 本誌連載をもとにした井原今朝男著『史実 中世仏教』が大好評です。第1巻「今にいたる寺院と葬送の実像」(本体価格 2,800円)、第2巻「葬送物忌と寺院金融・神仏抗争の実像」(本体価格 3,500円)。そして最新刊第3巻「大災害と戦乱の中の僧侶 驚くべき戒律の実相」(本体価格 3,500円)もたちまち大絶賛です。寺院こそ強い軍事力を持ちえた中世にあって、僧侶は何をしたか。これまで未解明だった中世約600年における仏教の戒律と差別の史実に迫ります。



誌上セミナー やればできる! 寺院活性化のためのケーススタディ〔10〕
「女性の感性を活かすために奥さんにカメラを持ってもらおう」…堀内克彦(宿坊研究会代表)

お寺の活性化はまずお寺を知ってもらうことから始まる。それも女性の立場からできることはないか。今回は「お寺の奥さんの5つのアクション」の3として「カメラを持つ」ことを勧める。なぜなのか。



好評連載 日日是薩婆訶(にちにちこれそわか)(29)
「必然と偶然だけでは分かり切れないこの世にあってあえて著したこと」…玄侑宗久(臨済宗妙心寺派住職/作家)




好評連載ドキュメント 新米住職のワーキングプア記〔9〕
「まだまだ拙いとはいえ先がおそろしいペッパー導師」…水月昭道(浄土真宗本願寺派住職)




障害者を快く迎えるお寺にしよう〔23〕
「日本の障害者たちが創り出す芸術が世界で注目されている訳」…野沢和弘(毎日新聞社論説委員))

ヨーロッパでは障害者の作品展がしばしば開催されており、一部の専門家だけなく一般市民にまで日本の障害者芸術の価値が認められるようになった。それは何を意味するのか。



連載 寺院と僧侶と檀家の近世史実〔42〕
「判事一人の命令で寺院8割以上が廃寺とされ仏像焼却の惨状」…圭室文雄(明治大学名誉教授))

明治元年に新潟の佐渡には539カ寺があった。ところが赴任した一人の判事はそれらの寺院も僧侶も檀家も有力寺院80カ寺に併合するという廃寺政策を強行した。まさに寺院の85.2%が破却されたその有り様を見よう。





[寺院・住職に直言提言]
三浦雄一郎 (プロスキーヤー/冒険家) … 「命を救ってくれた先祖の霊」
澤地久枝 (ノンフィクション作家) … 「戒名につまずく」




[ショートルポ]
●ヤミ金それも法定金利14倍の利息で佐賀県の宗教法人が摘発されたが所轄庁の認証行政に問題はなかったか
●群馬県の曹洞宗寺院の住職親子喧嘩がもとで寺檀紛争激化!? 宗務所長が宗務庁に提出した意見書の中身




好評連載 宗派そして宗派の最高議決機関で論議されていることは寺院や住職のためなのか、チェックしよう
【時宗】大学入試用語から「時宗」が削除されるって本当なのか
【日蓮宗】荒行の入行者が激減したのはいったい何が原因なのか





初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔81〕
「ジャイナ教の相対主義と仏教が説く中道とはいかに異なるか」…鈴木隆泰(山口県立大学教授・寺院住職)

 既刊告知 
 日本印度学仏教学会賞受賞者・鈴木隆泰教授の本誌連載の単行本『ここにしかない原典最新研究による本当の仏教』第1巻、第2巻(ともに本体価格2,400円)が大好評。第1巻は、王子シッダールタ誕生から釈尊の覚りへの道、さらにサンガの発展までを詳述。第2巻は、釈尊の説法で重要な女性の出家や死後世界、そしてアングリマーラの殺人、提婆達多の釈尊殺害計画の全貌が分かる内容。





住職のための今月のことば 「日本一高い木」 …稲垣真澄(産経新聞元編集委員・ジャーナリスト・僧侶)

 既刊告知 
 この連載を元にした稲垣真澄著『いつでも法話ができる現代布教キーワード必ず説きたい176話』(本体価格2,900円)が大好評。「TPP」「ゼロ葬・直葬・墓じまい」「ドローン」など現代を読み解くキーワード176を14のジャンルに分け、キーワードごとに見開き2頁で編集。毎日起きる出来事や変化を素早く法話に織り込むための実例集として最適。







 [好評連載]

 本当の創価学会問題 〔76〕
 
「日蓮正宗と創価学会が注目した会長テープがいまなぜ公になったのか」
  段勲
(ジャーナリスト)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔56〕
 
「わが父を病院で看取って人の理想の最期とは何かを問う――肉親の看取りに理想のかたちはあるのか」
  櫻井義秀
(北海道大学教授・宗教社会学者)


 秘められた祈りの形講座〔137〕
 「なぜ人々は正月が近づくと信心深くなるようなのか」
  豊嶋泰國
(宗教民俗研究者)

 既刊告知 
 本誌連載をもとにした豊嶋泰國著『仏教現世利益事典―天変地異も不幸も乗り越えられる祈りの形』(本体価格3,100円)が檀信徒への説法の幅が広がると好評です。「お餅を供えたり食べるのは万民豊楽の訳」「寺院で行われる厄除け厄落としにどんな方法があるか」など、現世を生きるための仏教の50の利益とその実践を実証的に説く。



 色即是空の科学事始め〔140〕
 
 「近づく電磁パルス弾の恐怖――大気圏外の核爆発でそんなことができるの?」
  池内了
(総合研究大学院大学名誉教授・宇宙物理学者)

 既刊告知 
 本誌連載を単行本とした『人間だけでは生きられない―科学者として東京オリンピックに反対します』(本体価格2,300円)が各界より大注目です。「年をとると一日が速く過ぎるわけ」「放射線被曝限度量は誰が決めるのか」など、日本を代表する宇宙物理学者による最新科学情報の厳選70話を収録。



 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔180〕
 「戦没者慰霊祭の会場にお寺を貸して痛感したこと」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 いまさら師匠に聞けないこと〔70〕
 「ラーメンも蕎麦も最初は僧侶だった!?」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 誌上講座・未来の住職塾から寺院僧侶活性化対論〔43〕
 「1カ寺1カ寺を元気にする」
  松本紹圭
(『未来の住職塾』塾長)・ 井出悦郎 (『一般財団法人お寺の未来代表理事)


 今からの宗教酔眼千里眼〔51〕
 
「日本人と現代仏教の位相(51)――近代仏教社会事業とキリスト教(4)」
  島薗進
(上智大学教授・日本臨床宗教師会会長)


 70億人の宗教トレンド〔92〕
 「新年から公務を本格化するタイの新国王はなにゆえに王なのか」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔85〕
 「男子をば父とたのみ、女人をば母と思え」
  勝崎裕彦
(大正大学前学長・浄土宗住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔66〕
 「安丸良夫『神々の明治維新』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 コラム 盆踊り全国漫遊記〔29〕
 「暗闇と静寂をお寺の行事に」
  柳田尚也
(湘南盆踊り研究会代表)


 法律相談… 伯母治之(弁護士)・ 秋山経生(弁護士)
質問1 自らの葬儀や菩提寺へのお布施を指定した父親の遺言に効力はあるのか
質問2 寺院移転を檀家に反対されたらどうする? 移転の仕方に関する留意点とは


 税金相談… 河村照円(税理士・行政書士・寺院住職)
質問1 宗旨宗派不問の納骨堂を開設予定ですが固定資産税などは課税されますか
質問2 今年からのNISA新制度(つみたてNISA)は住職個人だけでなくお寺も利用できますか





[別冊付録](12ページ) ●毎号「法話特集」の別冊が付きます。



 お説教のタネ本「一年毎日一文一句にて人々に伝えるべきこと」


 在俗の説法者〔186〕 「北へ行った友よ!」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)

 既刊好評 
 この連載を元にした単行本、篠原鋭一著『この世でもっとも大切な話』(本体価格1,800円)が、たちまち大絶賛です。「少年院からの手紙」「風でもいいから会いたい」「原発に引き裂かれたもの」など感動あふれる説法の話材となる30の実話を収録した最高最善のお説教読本です。MBSラジオで連続ラジオドラマにもなった、感涙のロングセラー『みんなに読んでほしい本当の話』第1集〜第3集(本体価格各1,429円)、第4集(本体価格2,000円)も檀信徒や友人へのプレゼントに大好評です。



 生きるとは何か〔90〕 「週休三日制の幸福度」
  亀井鑛
(NHKEテレ「こころの時代」元司会者)

 既刊好評 
 この連載および旧連載「伝承説話の智慧」を元にした落語と仏教説話満載の単行本、亀井鑛著『だれでもできる大往生』(本体価格1,900円)、面白くてためになる落語名作をまとめた『落語で大往生』(本体価格1,700円)がいずれも大好評。住職の法話の教本として、また人生に悩む檀信徒への施本に最適です。



 スピリチュアルケア講座〔101〕 「スターウォーズのテーマ」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 露の団姫のお笑い仏教寄席〔32〕
 「落語家もお坊さんもなんて呼べばいいの珍問答」
  露の団姫
(つゆのまるこ、落語家)


 新連載 すぐ使える法話セミナー〔9〕 「六波羅蜜の『精進』」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)

 既刊好評 
 なぜ人の死に仏教が関わり、僧侶がその導師となれるのか。村越英裕著『すぐに活用できる 全宗派対応 葬儀実践全書』(本体価格4,300円)では、その答えとなる各宗の葬儀次第、戒名法名法号、歎徳文・諷誦文・引導・表白の法語、導師の説法などの全要諦をそのまま使えるように編集。僧侶必読の書。



 法語伝道聖句三昧〔229〕 「人生はとても美しい。忘れないで。愛をいつまでも大切に」
  渡邉照敬
(真言宗智山派住職)


 いまどきマンガ説法〔66〕 「喫煙去」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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