5月号画像
A5判・210頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之画伯・文化功労者)
2018年5月号の主な内容 (Vol.526)

[今月号の特集]

70年もお寺に尽くした寺庭婦人が実の息子の住職に求めた扶養料の額
長きにわたって檀信徒教化に励んできた高齢の先代住職夫人は夫である住職亡きあと実の息子がお寺を継いだから、このままお寺で余生をまっとうできると信じていた。ところが同夫人は、息子になんと扶養料の支払いを求めるにいたったのだ。なぜなのか。高齢寺族の老後保障問題をリポート。


ついに宗派に解任された長野・善光寺貫主が激白する刑事告訴の真意
差別発言疑惑など数々のトラブルの渦中にあった善光寺貫主が天台座主と面会後、宗派に退任を届け出た。だが、貫主は後日これを撤回した上に、なんと関係者11人を刑事告訴した。宗派は辞意撤回を認めず解任辞令を発し、事態は迷走を深めるばかり。貫主はいま何を思うのか、直撃取材した。


世界文化遺産候補の仁徳天皇陵の隣寺が強制移転の困惑
大阪府堺市にある仁徳天皇陵の隣に建つ日蓮宗寺院が、70年も前に引かれた都市計画線にかかり移転を余儀なくされている。いったいなぜいまなのか。寺院を軽んじる行政によって同寺は再興も進められない。



僧侶多数に拝んでもらう葬儀の良き「伴僧」制度が窮地にある訳
お葬式はたくさんの僧侶に読経してもらう場であることは中世からの伝統のはずだ。それがいま、窮地にあるという。なぜなのか。多死社会に葬送儀礼が崩れていくのを座視していていいのか。10人の各宗派住職に聞いた!



宗門の奨学金制度は未来の住職の学業を支えられるか
教育の機会均等は喜ばしいが、奨学金を借りなければ生活できない上に返還に苦しむ新社会人も多い。お寺も他人事ではない。宗門も奨学金を設けているが、十分な支援体制にあるか。問題はないか。10大宗派の奨学金制度を全比較した。



【保存版】寺院墓地のトラブル回避に役立つ墓地使用規程全文と逐条解説全紹介
境内墓地の承継者問題や無縁墓に悩む住職は多いだろう。対応するには規程を見直す必要があるという。では、どう直せばいいか。日蓮宗現代宗教研究所が作った寺院墓地使用規程の全文とその逐条解説を全て掲載する。各宗寺院で役立つ「保存版」だ。



境内に老人ホームまで建て看取りに光明をもたらす医僧住職の大願
超高齢社会を目前に、国は看取りのあり方を模索し始めた。その安心の理想形として、昨年、境内に老人ホームを建てたのが、医師でもある栃木県の真言宗智山派寺院の住職だ。施設に込めた理想の看取りの実践に学ぶ。



進化するオリジナルおみくじを活かす寺門興隆の実際
おみくじの人気が目覚ましい。お寺独自の縁起物付きや多言語化、さらにはバリアフリー化とバラエティも実に豊かだ。では、お寺が新たに始めるのに手間や費用はどれくらい必要なのか。そして参詣者が求める魅力あるおみくじとは?



新連載 証券マンが予測するこれからのお寺〔1〕
「お寺は潰れないと信じている住職もこれからは危機的な状況になる訳」…塚嵜智志(野村證券金融公共公益法人部財務戦略課課長)

かつては「お寺は潰れない」と話していた住職が、今では「今後どうなるか不安だ」と言うようになっている。なぜなのかは住職ならもう肌で感じているのではないか。では様々な情報を持つ証券マンは現状をどう見るのか。



連載 孤立化する人々のために寺院住職ができること〔2〕
「あとを託す相手がいない高齢者の受け皿にお寺がなれると良い理由と方法」…勝桂子(行政書士)

資産のあるなしによらず、自らの最期が近づくにつれ不安に襲われるのはどんな時代も同じだろう。しかし昨今、その不安の中身が核家族化さらに長寿化によってかつてとはかなり異なる面もある。それだけにお寺の役割は少なくない。



誌上セミナー やればできる! 寺院活性化のためのケーススタディ〔14〕
「檀家収入だけに依存するお寺から仏教で食えるお寺になろう――檀家減少時代のお寺の方策を考える」…堀内克彦(株式会社寺社旅社長)

これから多くのお寺が消えていくという予測があるが、その第一の理由は人口減少、すなわち檀家の減少だ。とすれば、檀家だけに依存するお寺をいかにすればよいかが問題だ。



好評連載 日日是薩婆訶(にちにちこれそわか)(33)
「春彼岸、腰を据えてお寺に居るといろんな人がやってくる……」…玄侑宗久(臨済宗妙心寺派住職/作家)




好評連載ドキュメント 新米住職のワーキングプア記〔13〕
「門徒から集めたお金は門徒のものという考えをいかに正すべきか」…水月昭道(浄土真宗本願寺派住職)




好評連載 激変する葬送にいかに対処すればよいか!? 〔52〕
「ネットに氾濫する改葬ビジネスは必要悪なのか」…内藤理恵子(宗教学者)

遠くにあるお墓を近くに移したいと思う都会人が増えているのは想像に難くない。これを「墓じまい」と安易に煽るのがマスコミだが、ネットでもいわゆる改葬がビジネス化している。その実態から何を学ぶか。
 既刊告知 
 この連載を元にした単行本、内藤理恵子著『あなたの葬送は誰がしてくれるのか――激変する供養のカタチ』(本体価格2,900円)が大反響です。遺族・葬送・お墓参りと納骨・供養・終活など30項目にわたって葬儀や供養の激変を克明にリポートした本書は、読めば読むほど葬送を通じて寺院住職への期待が高まっていることが分かります。



障害者を快く迎えるお寺にしよう〔27〕
「ALS患者を囲む集会で分かった失いつつ生きることの意味」…野沢和弘(毎日新聞社論説委員)

《私たちALS患者は2年から5年でほぼ全て随意筋の機能を失い、全身不随となります。それは、失いながら何かをその分得ながら生きているということはないでしょうか…》の言葉に、何を思うか。



連載 寺院と僧侶と檀家の近世史実〔46〕
「激烈を極めた興福寺をはじめ奈良の寺院破却と僧侶の実態」…圭室文雄(明治大学名誉教授)

五重塔も25円で売りに出された――。奈良・興福寺の廃仏毀釈を表す際によく語られる話だ。それほど明治政府は奈良の寺に激しい廃仏を行った。その時、僧侶はどうしたのか?



今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔165〕
「下級武士の氏寺が門跡に昇格し得た史実」…井原今朝男(国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授)

 新刊発売! 
 本誌連載をもとにした井原今朝男著『史実 中世仏教』がますます大好評。第1巻「今にいたる寺院と葬送の実像」(本体価格 2,800円)、第2巻「葬送物忌と寺院金融・神仏抗争の実像」(本体価格 3,500円)。そして最新刊の第3巻「大災害と戦乱の中の僧侶 驚くべき戒律の実相」(本体価格 3,500円)もたちまち大絶賛。寺院こそ強い軍事力を持ちえた中世にあって僧侶は何をしたか。これまで未解明の中世約600年の仏教の戒律と「行」から「信」への史実に迫ります。



連載 霊験尊し尊像ミステリー〔5〕「生きたまま阿弥陀仏になった上人」…本田不二雄





[寺院・住職に直言提言]
山本一力 (作家) … 「おリンの響き」
篠原ともえ (女優/歌手/デザイナー) … 「お寺巡りに魅せられて」


 新刊予告! 
 本誌好評連載中の「寺院・住職に直言・提言する」の厳選25話をまとめた単行本『各界第一人者25人による今こそ寺院住職に言いたい!』(興山舎『月刊住職』編、予価2,500円)を6月上旬に発売予定。元首相、作家、俳優、ジャーナリストなど各界の著名人25人による寺院住職への忌憚なき意見・提言・随想は住職のみならず在家の人にもぜひ読んでほしい1冊です。



[ショートルポ]
●真宗大谷派の首都圏開教事業の公告に宗議会が紛糾したわけと教訓
●元住職と企業の癒着を裁判官が断罪した愛知県の高野山真言宗寺院の裁判判決





 [好評連載]

 初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔85〕
 
「否定されるべき『愛』も来世の功徳も釈尊があえて認めたのはなぜか」
  鈴木隆泰
(山口県立大学教授・寺院住職)

 新刊予告 
 日本印度学仏教学会賞受賞者・鈴木隆泰教授の本誌連載の単行本『ここにしかない原典最新研究による本当の仏教』第3巻(予価2,400円)が8月発売予定。第3巻は提婆達多の破僧説話の結末、コーサラ国の波斯匿王への釈尊の教誡を通して、布施の果報、四摂事の真実、ヴェーダの宗教と仏教徒の違い、六師外道の沙門の教えなど重要教説ばかり。

なお既刊の第1巻、第2巻(ともに本体価格2,400円)も大好評。第1巻は、王子シッダールタ誕生から釈尊の覚りへの道、さらにサンガの発展までを詳述。第2巻は、釈尊の説法で重要な女性の出家や死後世界、そしてアングリマーラの殺人、提婆達多の釈尊殺害計画の全貌が分かる内容。



 住職のための今月のことば
 
「手のはたらき(2)」
  稲垣真澄
(産経新聞元編集委員・ジャーナリスト・僧侶)

 既刊告知 
 この連載を元にした稲垣真澄著『いつでも法話ができる現代布教キーワード必ず説きたい176話』(本体価格2,900円)が大好評。「TPP」「ゼロ葬・直葬・墓じまい」「ドローン」など現代を読み解くキーワード176を14のジャンルに分け、キーワードごとに見開き2頁で編集。毎日起きる出来事や変化を素早く法話に織り込むための実例集として最適。



 本当の創価学会問題〔80〕
 
「公刊物で分かってしまうのになぜに歴史を隠蔽したり捏造したりするのか」
  段勲
(ジャーナリスト)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔60〕
 
「中世の人々は死者をなぜ遺棄できたのか」
  櫻井義秀
(北海道大学教授・宗教社会学者)


 今こそ宗教と法律の問題新講座〔47〕
 「寺院も関係するドローンの法律」
  櫻井圀郎
(宗教法および宗教経営研究所長教授)


 色即是空の科学事始め〔144〕
 
 「恐怖のプルトニウムの氾濫――下手してテロ集団に盗まれでもしたら」
  池内了
(総合研究大学院大学名誉教授・宇宙物理学者)

 既刊告知 
 本誌連載を単行本とした『人間だけでは生きられない―科学者として東京オリンピックに反対します』(本体価格2,300円)が各界より大注目です。「年をとると一日が速く過ぎるわけ」「放射線被曝限度量は誰が決めるのか」など、日本を代表する宇宙物理学者による最新科学情報の厳選70話を収録。



 いまさら師匠に聞けないこと〔74〕
 「要は早とちりから生まれた信仰でした」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 誌上講座・未来の住職塾から寺院僧侶活性化対論〔47〕
 「寺院も社会の一員としての活動を」
  松本紹圭
(『未来の住職塾』塾長)・ 井出悦郎 (『一般社団法人お寺の未来』代表理事)


 今からの宗教酔眼千里眼〔55〕
 
「日本人と現代仏教の位相(55)――近代日本仏教福祉事業の歩み(3)」
  島薗進
(上智大学教授・日本臨床宗教師会会長)


 70億人の宗教トレンド〔95〕
 「フランシスコ教皇は何のために世界を巡り何を説いているのか」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔89〕
 「火の車」
  勝崎裕彦
(大正大学前学長・浄土宗住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔69〕
 「武者小路実篤著『釈迦』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 コラム 盆踊り全国漫遊記〔33〕
 「テクノロジーで祭りの進化を」
  柳田尚也
(湘南盆踊り研究会代表)


 法律相談… 本間久雄(弁護士)・ 伯母治之(弁護士)
質問1 責任役員のなり手がいないので規則変更して5人を3人にしたいが宗派が認めない
質問2 宗教法人として社団法人を設立したいが可否とメリットと留意問題


 税金相談… 河村照円(税理士・行政書士・寺院住職)
質問1 庫裡の書斎やお風呂の改装費をお寺の会計から支出したら税務署に指摘されますか
質問2 老後の生活資金を積み立てたいがどんな投資や貯蓄をしたら節税に繋がりますか





[別冊付録](12ページ) ●毎号「法話特集」の別冊が付きます。



 お説教のタネ本「海に山に島に野に生きる人々の驚くべき至言」


 在俗の説法者〔190〕 「父が作ってくれた机」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)

 既刊好評 
 この連載を元にした単行本、篠原鋭一著『この世でもっとも大切な話』(本体価格1,800円)が、たちまち大絶賛です。「少年院からの手紙」「風でもいいから会いたい」「原発に引き裂かれたもの」など感動あふれる説法の話材となる30の実話を収録した最高最善のお説教読本です。MBSラジオで連続ラジオドラマにもなった、感涙のロングセラー『みんなに読んでほしい本当の話』第1集〜第3集(本体価格各1,429円)、第4集(本体価格2,000円)も檀信徒や友人へのプレゼントに大好評です。



 生きるとは何か〔94〕 「足の裏にまで教えが」
  亀井鑛
(NHK Eテレ「こころの時代」元司会者)

 既刊好評 
 この連載および旧連載「伝承説話の智慧」を元にした落語と仏教説話満載の単行本、亀井鑛著『だれでもできる大往生』(本体価格1,900円)、面白くてためになる落語名作をまとめた『落語で大往生』(本体価格1,700円)がいずれも大好評。住職の法話の教本として、また人生に悩む檀信徒への施本に最適です。



 スピリチュアルケア講座〔105〕 「家族と共に被災地へ」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 露の団姫のお笑い仏教寄席〔36〕
 「売り手も買い手も施しよしの団姫の缶入りパン事件」
  露の団姫
(つゆのまるこ、落語家)


 新連載 すぐ使える法話セミナー〔13〕 「四苦八苦『生』を説く」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)

 既刊好評 
 なぜ人の死に仏教がかかわり、僧侶がその導師となれるのか。村越英裕著『すぐに活用できる 全宗派対応 葬儀実践全書』(本体価格4,300円)では、その答えとなる各宗の葬儀次第、戒名法名法号、歎徳文・諷誦文・引導・表白の法語、導師の説法などの全要諦をそのまま使えるように編集。僧侶必読の書。



 法語伝道聖句三昧〔233〕 「期待するから腹が立つ」
  天野こうゆう
(高野山真言宗住職)


 いまどきマンガ説法〔70〕 「ペット墓」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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