1月号画像
A5判・212頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之画伯・文化功労者)
2019年1月号の主な内容 (Vol.534)

[今月号の特集]

住職の長男と三男が後継をめぐり寺族も檀家も分断対立した訳
名高い妙好人を生んだ四国の真宗興正派寺院で、なんと住職夫婦が対立する険悪な事態が生じ、さらには後継をめぐり息子3人が争う事態になってしまった。この混乱状況に離檀者も出ている。お寺に何があったのか、現地に取材した。


公益活動で著名な副住職はなぜ弟子に暴行を加えたのか
写真を見て目を疑った。僧侶を志願する若者の全身に痣ができた理由は師僧である福岡県内の浄土宗寺院の副住職から約2年間、日常的に暴行を受けていたからだというのだ。なぜ副住職は暴力をふるったのか。なぜ弟子はそれに耐え続けたのだろうか。


寺院が頼んだ葬儀手配は委託か雇用かで争訟する教訓
霊園を営む寺院なら使用者などから葬儀を頼まれることは多いはず。その葬儀について関東地方の法華宗本門流寺院と業者が金銭上の約束をした。しかしその内容をめぐり「賃金」未払いの裁判が起きた。なぜなのか。



住職も生前退職する今だからこそ住職年金を設ける宗派に習おう
長寿化が目覚ましく進むなか、住職も引退後の生活保障を視野に入れないわけにはいかなくなった。その受け皿として保険会社と提携した任意加入の積立年金制度を設けている宗派が日蓮宗と曹洞宗だ。どんな仕組みでどれほどの年金が受け取れるのか。そして、これから新たに全宗派で年金制度を作ろうとしたら実現可能なのか。



檀家だけのお寺から誰もが集える菩薩団にした住職の改革魂
住職のやる気と実践でお寺は見事に変わるものだ。京都府京田辺市にある日蓮宗寺院は檀家10軒余だったのが、今では毎日、老若男女がやってくるお寺になったのだ。その理由が、青年信徒による「菩薩団」という。青年住職の体当たり寺院改革ルポ。



今年の節分行事を成功させる方法
テレビで中継されるような大掛かりな豆まきでなくとも、長年、節分会を続けるお寺は多い。また、この時期に寒修行を勤める住職も少なくない。そこで、狂言や盛大な祭りで賑わうお寺や、水行や山内巡拝を勤めるお寺などの個性的な全国5カ寺の取り組みから、今まで以上に活気のある節分行事とするためのアイデアを学ぼう。



門前布教…お寺の掲示板コンテストに学ぶ
道行く人に仏心を説く掲示伝道は、寺院活動の定番だ。住職の思い思いの言葉が掲げられている。それを一般の目から応募、選抜したコンテストが、昨年、公益財団法人仏教伝道協会が初めて開催した「輝け! お寺の掲示板大賞2018」。受賞作品に込めた住職の思いを取材すると共に、本誌編集部が選んだユニーク伝道掲示板も紹介する。



お寺もキャッシュレスやポイント制を始めなければならないか
スマートフォン一つあれば、日常生活が事足りると言われる時代に新たなお参りにつなげるユニークな動きがある。話題のキャッシュレスを活用したお賽銭や、参詣ごとにポイントがたまるシステムというのだ。いったい、どんなものなのか。



[今月号の特集]
お寺が人工知能と上手につき合うために
特集1「人工知能の急速な普及で人の幸福感や生老病死の苦はいかに変わるのか」…濱田陽(帝京大学文学部准教授)

スマートフォンのない生活は考えられないという人が増えている。そこには人工知能(AI)の存在があり、それは心の領域にも関わることだろう。人の喜怒哀楽にAIの介入が予想されるが、寺院住職はどう対応すべきなのか。



特集2「人工知能はなぜこれからの人間の社会を変え得ると言われるのか」…松原仁(公立はこだて未来大学教授/人工知能学会前会長)
人工知能といえば、日本人なら将棋の対局であり、西洋人ならチェスだという。それでは、かかるコンピュータと人間とのゲームがいかにその後の人工知能の発展に大きな影響を及ぼしたのか。



新連載 人間の寿命は何によって決まるのか〔1〕
「日本はなぜ世界一の長寿国になることができたのか!? 最新研究に学ぶ」…鈴木隆雄(桜美林大学老年学総合研究所所長/国立長寿医療研究センター理事長特任補佐)




新連載 臨終医しか知らない大事な話
「緩和ケアは家族にも大事な時代になりました」…志賀貢(内科医/医学博士)




新連載 誌上講座・今からこれから未来の仏教ラボ〔1〕
「今からのお寺に期待すること…第1回『おてらおやつクラブの挑戦』」
松本紹圭 (『未来の住職塾』塾長)対論…松島靖朗(おてらおやつクラブ代表理事/浄土宗安養寺住職)、福井良應(おてらおやつクラブ事務局/真言宗御室派興山寺副住職)




新連載 魂でもいいから、そばにいて〔2〕
「亡き人との再会の話をひたすらに聴いて分かったこと」…奥野修司(ノンフィクション作家))

亡くなった我が子が会いに来てくれた、死んだはずの家族から電話があった――そんな話を東日本大震災で家族を突然喪った人々から聞いたノンフィクション作家が確信したこと。



連載 日本人はいかに弔われてきたのか〔5〕
「かつて人の死を救済してくれるのは神であったというのはなぜか」…佐藤弘夫(東北大学大学院教授)

神仏習合の絵図といえば「春日曼荼羅」がある。上方に仏が下方に春日大社が描かれ、日本人の葬送観を可視化したものといわれる。前号では高野山の納骨信仰を見たが、その大きな流れの中に春日大社や奈良の諸寺の役割もあった。



好評連載 日日是薩婆訶(にちにちこれそわか)(39)
「総理の『スピード感をもって』平成は終わるけれどもどんな時代だったのか」…玄侑宗久(臨済宗妙心寺派住職/作家)




誌上セミナー やればできる! 寺院活性化のためのケーススタディ〔22〕
「『昆虫食』イベントをこれからのお寺に提案したいのはなぜか」…堀内克彦(宿坊研究会代表)

寺院の活性化策として今回は「昆虫を食べる」イベントの勧めだというから驚く読者も少なくないかもしれない。ではなぜお寺で昆虫食なのかといえば筆者は「昆虫食はお寺と相性の良い3つの理由」を挙げる。



好評連載ドキュメント 新米住職のワーキングプア記〔21〕
「わけても本堂の稼働率の悪さこそ憂慮すべきことなのに……」…水月昭道(浄土真宗本願寺派住職)




好評連載 激変する葬送にいかに対処すればよいか!? 〔58〕
「十宗派は葬儀の必要性をいかに布教しているのか」…内藤理恵子(宗教学者)

「葬儀の必要性を檀信徒にどう説いているのか」と伝統仏教十宗派に質問すると、同じ仏教でも、やはり宗派によって説き方が微妙に異なることが分かった。その取り組みや積極性にも差があり、今後の課題も見える。
 既刊好評 
 この連載を元にした単行本、内藤理恵子著『あなたの葬送は誰がしてくれるのか――激変する供養のカタチ』(本体価格2,900円)が大反響です。遺族・葬送・お墓参りと納骨・供養・終活など30項目にわたって葬儀や供養の激変を克明にリポートした本書は、読めば読むほど葬送を通じて寺院住職への期待が高まっていることが分かります。



初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔93〕
「釈尊は在家に対していかに無明との向き合い方を説いたのか」…鈴木隆泰(山口県立大学教授・寺院住職)

 新刊好評! 
 日本印度学仏教学会賞受賞者・鈴木隆泰教授の本誌連載の単行本『ここにしかない原典最新研究による本当の仏教』第3巻―なぜお釈迦さまのインドに差別がなくならないのか(本体価格2,400円)がたちまち大絶賛! 第3巻は提婆達多の破僧説話の結末、コーサラ国の波斯匿王への釈尊の教誡を通して、布施の果報、四摂事の真実、ヴェーダの宗教と仏教の違い、六師外道の沙門の教えなど重要教説ばかり。

なお既刊の第1巻、第2巻(ともに本体価格2,400円)も大好評。第1巻は王子シッダールタ誕生から釈尊の覚りへの道、さらにサンガの発展までを詳述。第2巻は釈尊の説法で重要な女性の出家や死後世界、そしてアングリマーラの殺人、提婆達多の釈尊殺害計画の全貌が分かる内容。



障害者を快く迎えるお寺にしよう〔35〕 「多くの障害者が刑事事件の被害者なのを世間はなぜ知らない」…野沢和弘(毎日新聞社論説委員)
危険な状況にありながら避けたり逃げたりすることができない。そうした障害者が犯罪被害にあいやすく、弱みにつけ込まれて加害者にもされる。



今にいたる中世の寺院・僧侶や在家その実像〔173〕
「鎌倉武士が浄土庭園寺院を建立した史実」…井原今朝男(国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授)

平安期の天皇や貴族が中国伝来の喫茶を仏教行事でも用いていた史実が明らかになった。それが鎌倉時代にもなると、宋に渡る僧侶が増えるに従い武士の中にも喫茶が急速に波及する。それは浄土庭園を持つ寺院の建立とも無縁ではないという。
 新刊好評! 
 本誌連載をもとにした井原今朝男著『史実中世仏教』がますます大好評。第1巻「今にいたる寺院と葬送の実像」(本体価格2,800円)、第2巻「葬送物忌と寺院金融・神仏抗争の実像」(本体価格3,500円)。そして最新刊の第3巻「大災害と戦乱の中の僧侶 驚くべき戒律の実相」(本体価格3,500円)もたちまち大絶賛。寺院こそ強い軍事力を持ちえた中世にあって僧侶は何をしたか。これまで未解明の中世約600年の仏教の戒律と「行」から「信」への史実に迫ります。



連載[寺院・住職に直言・提言する]
湯川れい子 (音楽評論家/作詞家) … 「ポールがやっていること」
大槻ケンヂ (ミュージシャン/小説家) … 「父は誰だったのか」


 新刊大人気! 
 本誌好評連載中の「寺院・住職に直言・提言する」より25話を厳選、収録した単行本『各界第一人者25人による今こそお寺に言いたいこと』(興山舎『月刊住職』編、本体価格2,300円)がたちまち大好評です。元首相、作家、俳優、ジャーナリストなど各界の著名人25人による寺院住職への忌憚なき意見・提言・随想は住職のみならず在家の人にもぜひ読んでほしい!



[ショートルポ]
●京都・浄土宗総本山知恩院の塔頭寺院で亡き住職の長男がおぞましき文を掲げて脅迫容疑で逮捕された事件の真相
●京都・真宗大谷派本山東本願寺でヤギの姉妹が特別要務員となって境内の除草に励むその費用対効果
●妻子を殺害した北海道の浄土真宗本願寺派寺院に勤める役僧が不起訴とされた鑑定留置の結果








 [好評連載]

 住職のための今月のことば
 
「外国人労働者」
  稲垣真澄
(産経新聞元編集委員・ジャーナリスト・僧侶)

 既刊好評 
 この連載を元にした稲垣真澄著『いつでも法話ができる現代布教キーワード必ず説きたい176話』(本体価格2,900円)が大好評。「TPP」「ゼロ葬・直葬・墓じまい」「ドローン」など現代を読み解くキーワード176を14のジャンルに分け、キーワードごとに見開き2頁で編集。毎日起きる出来事や変化を素早く法話に織り込むための実例集として最良最適。



 本当の創価学会問題〔87〕
 
「創価学会が導入したモバイル戦略は目論みどおり信者減少を食い止められるか」
  段勲
(ジャーナリスト)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔68〕
 
「墓じまい時代となり寺院は何をすべきか」
  櫻井義秀
(北海道大学教授・宗教社会学者)


 今こそ宗教と法律の問題新講座〔54〕
 「お寺の文書にも印紙税がかかる」
  櫻井圀郎
(宗教法および宗教経営研究所長教授)


 色即是空の科学事始め〔152〕
 
 「野放しにされるゲノム編集――人間の都合で生物の遺伝子操作を続けてもいいのか」
  池内了
(総合研究大学院大学名誉教授・宇宙物理学者)

 既刊好評 
 本誌連載を単行本とした『人間だけでは生きられない―科学者として東京オリンピックに反対します』(本体価格2,300円)が各界より大注目です。「年をとると一日が速く過ぎるわけ」「放射線被曝限度量は誰が決めるのか」など、日本を代表する宇宙物理学者による最新科学情報の厳選70話を収録。



 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔189〕
 「寺族の老後を見聞すればわがことと憂いは深し」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 霊験尊し尊像ミステリー〔13〕
 「今まさに浄土へと旅立つお七地蔵」
  本田不二雄
(フリーライター)


 今からの宗教酔眼千里眼〔63〕
 
「日本人と現代仏教の位相(63)――近代日本仏教者の社会福祉活動(1)」
  島薗進
(上智大学教授・日本臨床宗教師会会長)


 70億人の宗教トレンド〔103〕
 「ダライ・ラマの後継者選びが中国とチベットの政争の具と化す訳」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 仏教ことわざよもやま漫歩〔97〕
 「智悲不二・慈慧一如」
  勝崎裕彦
(大正大学前学長・浄土宗住職)


 コラム 盆踊り全国漫遊記〔40〕
 「盆踊りは今や世界のダンスだ」
  柳田尚也
(湘南盆踊り研究会代表)


 法律相談… 伯母治之(弁護士)・ 荻野伸一(弁護士)
質問1 母の延命治療を長男が独断で断り母が亡くなり妹がうつ病になった責任
質問2 消費者契約法改正で「霊感」という言葉が規定されたが寺院に影響はあるか


 税金相談… 河村照円(税理士・行政書士・寺院住職)
質問1 布教のための法要作法書をお寺で出版したのですが収益事業とされるでしょうか
質問2 住職個人の預金を担保に寺院が賃貸住宅を建てる際の税務対策をお教えください


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[別冊付録](12ページ) ●毎号「法話特集」の別冊が付きます。



 お説教のタネ本「ただ一つの道をひたすら力尽きるまでの禅語」


 在俗の説法者〔198〕 「クリスマスイブの電話」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)

 既刊好評 
 この連載を元にした単行本、篠原鋭一著『この世でもっとも大切な話』(本体価格1,800円)が、たちまち大絶賛です。「少年院からの手紙」「風でもいいから会いたい」「原発に引き裂かれたもの」など感動あふれる説法の話材となる30の実話を収録した最高最善のお説教読本です。また、MBSラジオで連続ラジオドラマにもなった、感涙のロングセラー『みんなに読んでほしい本当の話』第1集〜第3集(本体価格各1,429円)、第4集(本体価格2,000円)も檀信徒や友人へのプレゼントに大好評です。



 生きるとは何か〔102〕 「如来と出遇えるには……」
  亀井鑛
(NHK Eテレ「こころの時代」元司会者)

 既刊好評 
 この連載および旧連載「伝承説話の智慧」を元にした落語と仏教説話満載の単行本、亀井鑛著『だれでもできる大往生』(本体価格1,900円)、面白くてためになる落語名作をまとめた『落語で大往生』(本体価格1,700円)がいずれも大好評。住職の法話の教本として、また人生に悩む檀信徒への施本に最適です。



 スピリチュアルケア講座〔113〕 「霊峰富士からの教え」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 露の団姫のお笑い仏教寄席〔44〕
 「今年は寄席はもちろん比叡山でも問答の年です」
  露の団姫
(つゆのまるこ、落語家)


 新連載 すぐ使える法話セミナー〔21〕 「五戒のうちの不殺生戒の説き方」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)

 既刊好評 
 なぜ人の死に仏教がかかわり、僧侶がその導師となれるのか。村越英裕著『すぐに活用できる 全宗派対応 葬儀実践全書』(本体価格4,300円)では、その答えとなる各宗の葬儀次第、戒名法名法号、歎徳文・諷誦文・引導・表白の法語、導師の説法などの全要諦をそのまま使えるように編集。僧侶必読の書。



 法語伝道聖句三昧〔241〕 「遺伝子工学研究の第一人者・村上和雄氏の言葉」
  渡邉照敬
(真言宗智山派住職)


 いまどきマンガ説法〔78〕 「チコちゃんに」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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