4月号画像
A5判・206頁・全頁2色刷
(表紙/上村淳之画伯・文化功労者)
2019年4月号の主な内容 (Vol.537)

[今月号の特集]

大企業も参入の僧侶派遣業で施主のお布施を業者は4割も搾取していいのか
イオン、アマゾンに続き、またも大企業が僧侶派遣業に参入する。東京・六本木のDMMドットコムがこの5月より全国展開するのだが、これに応じる僧侶、菩提寺をもたぬ人が多いから商売が成り立つのだ。しかし施主が僧侶に包んだお布施を業者が半分近く抜き取るとは大企業のコンプライアンスにもとらないのか。跋扈する僧侶派遣業者に仏教界は沈黙していいのか。


クレーマーにも対処すべき住職が担う寺院の管理責任の法的な要請と実際
お寺には日々、不特定多数の人々が訪れる。そこで起きた様々な事故やけがに対して、どんなケースだと責任を追及されて賠償義務が生じ、どんなケースだったら生じないのか。寺院の危機管理として住職が知っておくべき注意義務を学ぼう。


宗教法人法の矛盾!? 大本山が宗派離脱を公告したのは96歳の法主を守るためだった真相
寺院の住職になるには宗派の承認等が必須だが、寺院の宗派離脱は寺院のみで行うことができ宗派は阻止できない。この問題が改めて喚起される事件が起きた。この1月、京都市上京区にある浄土宗大本山清浄華院が宗派離脱を公告したのは、宗門に法主推戴を求める方便だったというのだから。



これからのお寺に最適な納骨堂の規模と運営とは何か
墓地不足がさかんにいわれる首都圏のお寺では、墓地より納骨堂が増えるのは無理のないことだ。なかには投資数十億円もの巨大納骨堂の事例もあるし、小規模な檀家対応型もあるが、経営を圧迫しない納骨堂とは何か。首都圏の4カ寺の実際を紹介する。



実践集!過疎地でも仏事減少地域でも参詣者が多く集まるお寺にできたのはなぜか
過疎化や寺離れの風潮に、どのお寺も苦戦を強いられている。だが自らの特技や経験を生かし新たなアイデアでお寺に足を運びたくなる取り組みをする若手の僧侶は少なくない。地域にも元気を与える4カ寺の懸命と成果を取材した。



宗務所や本山の職員の人件費はどれほどなのか10大宗派を全比較する
宗派財政における宗務所や本山職員の人件費は、この30年間でどれだけ増えたのか。雇用形態や人材育成に変化はあるのか。そして今後の展望はどうか。宗費を負担する寺院としても知っておきたい。寺院数の多い10宗派の人件費や職員数はどう推移し、どんな違いがあるのか。全比較、検証しよう。



寺院を悩ます「千社札」問題に有効な解決策はあるのか
京都市の真言宗御室派総本山仁和寺で重要文化財の二王門に千社札が貼られて大問題になり、長野市の善光寺では仁王門の1200枚もの千社札を一斉に除去する事態が起きた。千社札に頭を悩ませるお寺は少なくないが、問題の背景には何があるのか。そして有効な対策はあるのか。



寺院の住職なのにいつも車で寝起きするのはなぜか!?
「この車に住んでいます。住居、妻、家族、組織、モノ、人間関係、見栄…ぜんぶ捨てたら究極の自由があった」。こんなステッカーの車を見たら、それは滋賀県の高野山真言宗寺院住職だ。なぜ車で暮らすのか、その訳を聞こう。



釈尊の花まつりを成功させる方法
4月ないし5月に、釈尊の誕生を祝う花まつりを開催するお寺は多い。けれど隣のお寺であっても、どんな行事を行っているのか知ることはあまりないかもしれない。そこで、人気があがっている全国6カ寺の取り組みを取材した。活況のわけがどこにあるのか、分かるかもしれない。



集中連載 天皇の新たに作られた一世一元のゆくえ〔2〕…岩田重則(中央大学総合政策学部教授) いよいよ5月1日に新しい天皇が即位し、「平成」から新元号に改められる。いずれも従来の伝統ではなく、もちろん天皇陛下ご自身が決めたことでもなく、現内閣の決定によるものだ。ここに示されたことはわが国の歴史と現実に何を問いかけているのか。



集中連載 日本仏教にある経済貢献力とは何か〔2〕…寺西重郎(一橋大学名誉教授、経済学博士)
日本経済学の権威が、わが国の経済を形成し得たのは仏教によると前号で明らかにされた。金儲け主義や個人主義に陥らず、高品質の物作りを追求する姿にそれが表れているという。だが、古来からある神道はどうなのか。それが今回のテーマである。



連載 日本人はいかに弔われてきたのか〔8〕
「日本人は古来より死者そしてカミをいかにして認識し始めたのか」…佐藤弘夫(東北大学大学院教授)

人が死ねば葬儀を行い、遺体を埋葬して縁者が礼拝する。この習俗が日本列島に完成したのはいつからなのか。その観念はいかに生まれたか。この歴史的命題を解くことによって、今にいたるまでの日本人の死生観が理解できるのではないか。



好評連載 日日是薩婆訶(にちにちこれそわか)〔42〕
「ふと、この国では家族や人々の距離がとても近いのだと思った…」…玄侑宗久(臨済宗妙心寺派住職/作家)




連載[寺院・住職に直言・提言する]
大谷昭宏 (ジャーナリスト) … 「事件記者の三が日」
金井美恵子 (小説家、詩人) … 「お墓参りと新聞記事」


 新刊大人気! 
 本誌好評連載中の「寺院・住職に直言・提言する」より25話を厳選、収録した単行本『各界第一人者25人による今こそお寺に言いたいこと』(興山舎『月刊住職』編、本体価格2,300円)がたちまち大好評です。元首相、作家、俳優、ジャーナリストなど各界の著名人25人による寺院住職への忌憚なき意見・提言・随想は住職のみならず在家の人にもぜひ読んでほしい!



誌上セミナー やればできる! 寺院活性化のためのケーススタディ〔25〕
「これからの寺院建築は最新工法の木質構造を推奨したいわけ」…堀内克彦(宿坊研究会代表)

木造の寺院建築はこれまで日本人の美の象徴でもあった。だが、いつの間にか木造建築は、コストや防災面など様々な理由によってコンクリートより劣るとされた。ところが、その木造建築が、今まさに新たな需要を招きつつあるという。寺院もそのトレンドに注目しよう。



連載ドキュメント 新米住職のワーキングプア記〔24〕
「自ら望んで檀家になったわけではない人たちに何を説くべきか」…水月昭道(浄土真宗本願寺派住職)




初めての人に仏教を説くために 最新版仏教文化基礎講座〔96〕
「在家の青年に釈尊が教誡した真の友を得る方法とその理由」…鈴木隆泰(山口県立大学教授・寺院住職)

 既刊好評! 
 日本印度学仏教学会賞受賞者・鈴木隆泰教授の本誌連載の単行本『ここにしかない原典最新研究による本当の仏教』第3巻―なぜお釈迦さまのインドに差別がなくならないのか(本体価格2,400円)がたちまち大絶賛! 第3巻は提婆達多の破僧説話の結末、コーサラ国の波斯匿王への釈尊の教誡を通して、布施の果報、四摂事の真実、ヴェーダの宗教と仏教の違い、六師外道の沙門の教えなど重要教説ばかり。また既刊の第1巻、第2巻(ともに本体価格2,400円)も大好評。第1巻は王子シッダールタ誕生から釈尊の覚りへの道、さらにサンガの発展までを詳述。第2巻は釈尊の説法で重要な女性の出家や死後世界、そしてアングリマーラの殺人、提婆達多の釈尊殺害計画の全貌が分かる内容。



障害者を快く迎えるお寺にしよう〔38〕
「各人がもつ特性を認めない一律教育の学校で起きていること」…野沢和弘(毎日新聞社論説委員)

においや味に対して独特の過敏性のある生徒の親がペットボトルの飲料水を持たせたら、先生は、一人だけ特別扱いするわけにはいかないと禁止し、「飲めないのであれば飲めるように訓練します」と言った。



[ショートルポ]
●静岡県真宗大谷派寺院の坊守でもある市議会議員が寺で「子ども食堂」を行い公選法違反だと告発された
●仏教界そして代議士らの疑義で動いた福井県警の僧衣運転を違反とした根拠法の改正




[法律・税金相談]
法律相談… 伯母治之(弁護士)・ 本間久雄(弁護士)
質問1 宗務所長選挙で不正があると宗派が当選無効にしたので提訴したい
質問2 死後はお寺にペットを飼ってもらい埋葬も一緒にと檀家に頼まれた

税金相談… 河村照円(税理士・行政書士・寺院住職)
質問1 私物のスマートフォンだがお寺の業務にも使うのでお寺の支出にできませんか
質問2 資産運用しつつも住職の孫に生前贈与できる保険についてお教えください






 [好評連載]

 誌上講座・今からこれから未来の仏教ラボ〔4〕
 
「動画サイトの法話が大好評なのはなぜか」
松本紹圭(『未来の住職塾』塾長)対論…小池陽人(兵庫県・大本山須磨寺副住職)

法話がうけるには上から教え諭すというよりも話し手と聴き手が同じ目線でいられるような語り方と場をつくること。


 本当の創価学会問題〔89〕
 
「現会長が全国総県長会議で強調した財務と政治決戦で分かる創価学会のホンネ」
  段勲
(ジャーナリスト)


 現代日本の宗教最前線の状況と問題〔71〕
 
「自己完結型人生観で真の幸福になれるか」
  櫻井義秀
(北海道大学教授・宗教社会学者)


 今こそ宗教と法律の問題新講座〔57〕
 「全国の墓地条例の深刻な問題点その2」
  櫻井圀郎
(宗教法および宗教経営研究所長教授)


 色即是空の科学事始め〔155〕
 
 「極超音速飛行体の無駄遣い――際限なく次々と対抗兵器が登場するのに…」
  池内了
(総合研究大学院大学名誉教授・宇宙物理学者)

 既刊好評 
 本誌連載を単行本とした『人間だけでは生きられない―科学者として東京オリンピックに反対します』(本体価格2,300円)が各界より大注目です。「年をとると一日が速く過ぎるわけ」「放射線被曝限度量は誰が決めるのか」など、日本を代表する宇宙物理学者による最新科学情報の厳選70話を収録。



 なんたって寺族の言い分ほんねの記〔192〕
 「すっぽかされたり受け忘れたり法事受付経年劣化」
  鏡島眞理子
(曹洞宗住職夫人)


 霊験尊し尊像ミステリー〔15〕
 「山の神か隠れキリシタンの天使か」
  本田不二雄
(フリーライター)


 臨終医しか知らない大事な話〔4〕
 「足は第二の心臓であり第二の肝臓なのだから」
  志賀貢
(内科医/医学博士)


 いまさら師匠に聞けないこと〔84〕
 「人生100年時代・宗派を超えて観音経の勧め」
  仙田陽高
(真言宗豊山派住職)


 今からの宗教酔眼千里眼〔66〕
 
「日本人と現代仏教の位相(66)――近代日本仏教者の社会福祉活動(4)」
  島薗進
(上智大学教授・日本臨床宗教師会会長)


 70億人の宗教トレンド〔106〕
 「タイ総選挙を騒がせた王女の首相擁立策が一夜の夢に散った訳」
  荒木重雄
(アジア社会研究者・社会環境学会理事長)


 住職のための今月のことば
 
「プロテスタント」
  稲垣真澄
(産経新聞元編集委員・ジャーナリスト・僧侶)

 既刊好評 
 この連載を元にした稲垣真澄著『いつでも法話ができる現代布教キーワード必ず説きたい176話』(本体価格2,900円)が大好評。「TPP」「ゼロ葬・直葬・墓じまい」「ドローン」など現代を読み解くキーワード176を14のジャンルに分け、キーワードごとに見開き2頁で編集。毎日起きる出来事や変化を素早く法話に織り込むための実例集として最良最適。



 仏教ことわざよもやま漫歩〔100/最終回〕
 「仏教ことわざをたのしむ」
  勝崎裕彦
(大正大学前学長・浄土宗住職)


 古今東西名著万巻のススメ〔79〕
 「空海著『三教指帰』を読む」
  芹川博通
(比較思想学会前会長・日本宗教学会評議員)


 コラム 盆踊り全国漫遊記〔43〕
 「お城ブームで盆踊りも隆盛を」
  柳田尚也
(湘南盆踊り研究会代表)



[別冊付録](12ページ) ●毎号「法話特集」の別冊が付きます。



 露の団姫のお笑い仏教寄席〔47〕
 「僧侶であることを人質にとるような方がいます」
  露の団姫
(つゆのまるこ、落語家)
 最新刊予告! 
 4月1日に本欄掲載のとっておきの話が書籍になります。『みんなを幸せにする話し方――露の団姫の仏っちゃけお笑い問答』です(本体価格1700円)。



 お説教のタネ本「理系の神さまノーベル賞科学者の言葉に学ぶ」


 在俗の説法者〔201〕 「80歳になる里親の涙」
  篠原鋭一
(曹洞宗住職・自殺防止ネットワーク「風」代表)

 既刊好評 
 この連載を元にした単行本、篠原鋭一著『この世でもっとも大切な話』(本体価格1,800円)が、たちまち大絶賛です。「少年院からの手紙」「風でもいいから会いたい」「原発に引き裂かれたもの」など感動あふれる説法の話材となる30の実話を収録した最高最善のお説教読本です。また、MBSラジオで連続ラジオドラマにもなった、感涙のロングセラー『みんなに読んでほしい本当の話』第1集〜第3集(本体価格各1,429円)、第4集(本体価格2,000円)も檀信徒や友人へのプレゼントに大好評です。



 生きるとは何か〔105〕 「50年前の『仏とは』」
  亀井鑛
(NHK Eテレ「こころの時代」元司会者)

 既刊好評 
 この連載および旧連載「伝承説話の智慧」を元にした落語と仏教説話満載の単行本、亀井鑛著『だれでもできる大往生』(本体価格1,900円)、面白くてためになる落語名作をまとめた『落語で大往生』(本体価格1,700円)がいずれも大好評。住職の法話の教本として、また人生に悩む檀信徒への施本に最適です。



 スピリチュアルケア講座〔116〕 「ブッダの天人師とは何か」
  井上ウィマラ
(高野山大学教授)


 すぐ使える法話セミナー〔24〕 「五戒のうちの不妄語戒の説き方」
  村越英裕
(臨済宗妙心寺派住職・イラストライター)

 既刊好評 
 なぜ人の死に仏教がかかわり、僧侶がその導師となれるのか。村越英裕著『すぐに活用できる 全宗派対応 葬儀実践全書』(本体価格4,300円)では、その答えとなる各宗の葬儀次第、戒名法名法号、歎徳文・諷誦文・引導・表白の法語、導師の説法などの全要諦をそのまま使えるように編集。僧侶必読の書。



 法語伝道聖句三昧〔244〕 「壁にはぶつかる。そのときは壁の向こう側に思いをはせよう」
  峯岸正典
(曹洞宗住職・宗教間対話研究所所長)


 いまどきマンガ説法〔81〕 「有耶無耶」
  佐々木正祥
(真宗佛光寺派住職)






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