[『月刊住職』 2020年2月号より転載]

寺院文献資料学の新展開 第1巻 臨川書店 18000円
中央の主要寺院とのかかわりが注目される地方寺院。所蔵する聖教や典籍文書類等の悉皆調査の研究成果をまとめた全12巻本の第1巻は香川の覚城院の資料紹介と解説。中山一麿監修編。



園城寺の仏像 第4巻 園城寺監修 思文閣出版 18000円
三井寺こと天台寺門宗総本山園城寺の開祖、智証大師の生誕千二百年を記念して、園城寺とその所縁寺に所蔵される仏像をカラー写真と共に網羅的に収録する全5巻の第4巻は鎌倉彫刻篇。



江戸 真宗門徒の生と死 大桑斉著 方丈堂出版 2000円
親鸞聖人の開創した「真宗」の教えは門徒大衆にどのように受け止められてきたか。獄死した篤信者、真宗近世下での殉教者など、近世江戸世界の真宗門徒の信心の課題から読み解かれる。



構築された仏教思想 空海 平井宥慶著 佼成出版社 1600円
日本史上の知の巨人は何を学び、問うたのか。大正大学名誉教授で真言宗豊山派住職が、空海の思想の本質をその生涯を辿りながら浮き彫りにする。



経覚 酒井紀美著・日本歴史学会編 吉川弘文館 2300円
九条家に生まれ、若くして興福寺大乗院門跡を継いで政治に意欲を見せるも足利義教に追放された室町時代中期の僧侶、経覚。その波乱の生涯の評伝。



禅僧沢庵 不動智神妙録 湯川進太郎著 誠信書房 1700円
江戸時代初期の武将で大和柳生藩初代藩主の柳生宗矩に、沢庵和尚が宛てた「不動智神妙録」。武道家で身体心理学者である著者が写本を現代語訳し、マインドフルネスの視点から読み解く。



論集戦時下「日本仏教」の国際交流 中西直樹他編 不二出版 5800円
昭和8年、日本は国際連盟を脱退。だが日本仏教は欧米、アジアの仏教者や研究者との連携を模索していた。戦前の仏教国際大会の変遷など国際交流の実態を検証。「仏舎利塔の計画」他。



A級戦犯者の遺言 青木馨編 法藏館 2000円
副題は「教誨師・花山信勝が聞いたお念仏」。巣鴨プリズンで東條英機などのA級戦犯者たちは何を言い残したのか。教誨に臨んだ花山信勝の面会メモがまとめられた。講演録CD付。



弔いにみる世界の死生観 小西賢吾・山田孝子編 英明企画編集 1000円
弔いには、死という社会的喪失を受け止めて乗り越える知恵と方法論が蓄積、結晶されている。日本はじめ世界各地の宗教に基づく弔いの作法の共通点と差異を比較文化学の視点から考察。



五井昌久の思想と生涯 吉田尚文著 興山舎 3800円
富士山頂や原爆ドーム、バチカン、さらには寺社など世界194カ国、20万余建てられた「世界人類が平和でありますように」のポールの創始者、五井昌久の宗教と人生を気鋭の宗教学者が解明。



真贋力 有馬賴底著 幻冬舎 780円
副題は「金閣寺・銀閣寺住職が教える目利きの力」。嘘が溢れる時代に必要な真実を見抜く力の磨き方を、臨済宗相国寺派管長が説く法話集。新書判。



江戸の終活 遺言からみる庶民の日本史 夏目琢史著 光文社 860円
「一番大切なのは当家の相続」「村役は絶対につとめてはならぬ」など江戸時代の百姓や商人、豪商、古着屋、魚問屋など庶民が遺した遺言を紹介する。



ボーズ・ミーツ・ガール 1 鵜狩三善著 講談社 1200円
宇宙戦争で瀕死状態になったアンドロイド住職が、不思議な力で転移を果たし、少女との出会いから新たな旅を始めるエンターテインメントSF小説。



役行者霊蹟札所めぐり 役行者霊蹟 札所会編 朱鷺書房 1500円
奈良・吉野の金峯山寺や東南院など関西2府4県の36カ寺が加盟する役行者霊蹟札所。その札所案内と巡拝の作法を写真と共に紹介。地図付き。



わかる! 元興寺 元興寺編著 ナカニシヤ出版 900円
南都七大寺の一つで世界文化遺産にも指定されている奈良の古刹、真言律宗元興寺。その歴史と同寺に伝わる寺宝の数々を紹介する公式ガイドブック。



世にも美しい教養講義 超図解宗教 ディスカヴァー21 2000円
世界で信者が多い宗教は? 宗教が探求するものは? 世界の名だたる宗教を、情報を視覚化したインフォグラフィックの手法で分かりやすく紹介。



東京周辺神社仏閣どうぶつ案内 川野明正監修 メイツ出版 1720円
狛犬にはじまり狼、象、虎、犬などお寺や神社の境内に祀られた動物の像について、東京周辺の50の寺社を訪ね、その楽しみ方を紹介するガイド本。





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